TOKYO, Apr 24, 2017 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と、株式会社日立ビルシステム(取締役社長:佐藤寛/以下、日立ビルシステム)は、エレベーターをリニューアルする際に、工事中でも毎日使えるエレベーターリニューアル「G_Select+U(ジーセレクト プラスユー)」を本日から発売します。「G_Select+U」は、既設の巻上機と新設した制御盤に互換性を持たせるため、日立ビルシステムが新たに開発したインターフェースユニットを適用し、工事時間帯をフレキシブルに設定することにより、平日の日中や、休日などのエレベーターの利用頻度が少ない時間帯にエレベーターを止めて工事を行なうことで、終日利用できない日をなくし、利用者の利便性を大幅に向上させるものです。

日立と日立ビルシステムは、これまでもエレベーターのリニューアルにおいて、利用者の利便性に配慮した工法の開発を進めており、2012年には段階的に必要な機能からリニューアル工事を行うことをメニュー化した「G_Select」を発売しました。ただしこの工法においても、エレベーターの「心臓」と「頭脳」に相当する巻上機と制御盤を一度に入れ替えることに一定の時間を要するため、工事中に5日間の終日連続停止期間が発生していました。

今回発売する「G_Select+U」では、まず初めに旧巻上機と新制御盤に互換性を持たせるインターフェースユニットを設置します。このインターフェースユニットを介することにより、旧巻上機と新制御盤が混在した状態でもエレベーターが稼働できるため、巻上機と制御盤の交換作業をそれぞれ別々の日程で実施することが可能になり、さらにこれを前提にすべての工程を見直し細分化しました。その結果、平日の日中や休日など、建物用途ごとのエレベーター利用時間帯に配慮したリニューアル工事日程計画を組むことが可能になり、工事中でも毎日エレベーターを使用することができます。

この「G_Select+U」の対象機種は、1986年以降に製造した日立エレベーター「ビルエース」約1万台ですが、日立と日立ビルシステムは今後、さらに対象機種を拡大することで、経年化したエレベーターを、安全性や省エネルギー性能に優れた最新のものに更新する提案を進めていきます。

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概要:日立製作所

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記事名:「 日立、工事中でも毎日使えるエレベーターリニューアル「G_Select+U」を発売