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TOKYO, Dec 8, 2016 - (JCN Newswire) - 学校法人東洋大学(所在地:東京都文京区、理事長:福川伸次、以下、東洋大学)様は、このたび、当社のバッテリーレス・フレキシブルビーコン(注1、以下、本ビーコン)を、2017年4月に開設される情報連携学部INIAD Toyo(イニアド・トーヨー)の赤羽台キャンパス(所在地:東京都北区)に採用することを決定しました。
赤羽台キャンパスに建築される新校舎INIAD HUB-1(イニアド・ハブワン)は、建築・設備総合プロデュースに坂村健氏(注2)、建築設計は隈健吾氏(注3)による斬新なデザイン建築であり、数千カ所に本ビーコンを設置する予定です。
本ビーコンはucode位置ID(注4)を含んだ電波を定期的に発信し、学生の屋内ナビゲーション、ドローンやロボットの誘導、学生の出欠管理、キャンパス内の設備や備品在庫管理、警備やメンテナンスの管理などを行うほか、学生のIoT関連のプログラミング演習など、様々な用途に使われる予定です。
本ビーコンは、12月14日(水曜日)から12月16日(金曜日)まで東京ミッドタウンで開催される「2016 TRON Symposium -TRONSHOW-」に展示します。
背景
INIAD Toyo(東洋大学情報連携学部)様の教育方針は、ネットワーク時代の新しい教育を模索しており、知識の受け取りはすべてオンラインで行い、赤羽台キャンパスは手を動かす実習の場とされています。このため、キャンパスで使用するビーコンは、学生が自由に設置し容易に移設が可能であることと、斬新なデザイン建築のキャンパスを邪魔しないよう、電源設備が不要でかつ小型で凹凸の少ない外観であることが条件になっていました。
当社のバッテリーレス・フレキシブルビーコンは、これらの要求をすべて満たすものであり、一定以上の光を当てれば電波発信を開始する分かりやすさと、万が一接触した場合にも怪我をするおそれの少ない柔らかさも評価されました。
バッテリーレス・フレキシブルビーコンの特長
1.電池交換不要
内蔵した太陽光パネルで発電するため、電池交換が不要となります。また、電池を使用しないため、発火・爆発することがありません。
2.曲面設置可能
本ビーコンはシリコンゴムで覆われており、自由に曲げることができるため、従来のビーコンでは実現が難しかった曲面への設置が可能です。
3.防水対応
本ビーコンは防水構造となっており、濡れても故障することがありません。
今後の展開
2015年12月7日に「世界初、バッテリーレス・フレキシブルビーコン ucodeタグ認定を取得」として発表した本ビーコンは、全世界から問い合わせがあり、2017年4月から出荷を開始する予定です。先行して2016年12月より日本および海外へのサンプル出荷を開始します。
当社は、富士通研究所(注5)とともに今後もビーコンの技術開発を進め、さらに小さく、照度が低い条件でも動作し、どんな場所に貼り付けても安定して電波を出せるビーコンの実現を目指します。
また、ucodeを活用した新しい位置管理システムについて、トロンフォーラム(注6)とともに検討を行っていきます。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/12/8.html
注釈
注1 ビーコン:無線局などから発信する電波を使い、位置をはじめとする各種情報をほかの者へ知らせる設備。
注2 坂村健氏:東京大学教授。2017年4月から東洋大学情報連携学部 学部長就任予定。
注3 隈健吾氏:東京大学教授。株式会社隈健吾建築都市設計事務所主宰。
注4 ucode位置ID:ucodeはトロンフォーラムが規格化した仕様。ITU(国際電気通信連合)の国際標準規格 H.642に準拠しているucodeは、個々のモノや場所を識別するために割り振られるID番号の体系のこと。ucodeのID発行・管理は、トロンフォーラムが行っている。ucode位置IDを含んだ電波をビーコンから定期的に発信し、このエリア内へスマートフォンなどの受信可能な端末が入ると、端末内のソフトウェアがucode位置IDを管理サーバへ問い合わせる。管理サーバは、あらかじめマップ上に登録された位置IDと照合することで端末へ位置情報を返す。
注5 株式会社富士通研究所:本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 佐々木繁。
注6 トロンフォーラム:ユビキタス・コンピューティングの実現に向け、オープンソース、オープンデータおよびオープンAPIを積極的に進める国際的な標準化・推進団体。
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。