SDアソシエーションが新仕様：アプリケーションパフォーマンスクラスとロゴマークを規格化
JCN Newswire 2016年11月22日 09:30:00
モバイル機器市場はアプリケーション集約型であり、アプリ実行時間条件を満たす最低限のランダムおよびシーケンシャルスピード性能を保持するリムーバブルメモリが必要となります。SDAは、市場の要望に応えるためのイノベーションにおいて長い歴史を有し、毎年、新たなイノベーションを継続しています。市場の何十億ものSDメモリカードおよびデバイスで、SDメモリカードを世界有数のメモリカードにしながら信頼性が高く、下位互換性のある、相互運用性の高いストレージとしてユーザーから信頼を得ています。
「アプリケーションパフォーマンスクラスにロゴマークを付与する事で、AndroidデバイスやmicroSDメモリカードでのアプリ実行性能規格を必要とする方は購入時に識別が容易になります。」とSDAのブライアン・クマガイ会長は述べています。「アプリケーションパフォーマンスクラス規格対応カードは対象のモバイル機器で利用頂く事で、アプリケーションデータの利用が快適になります。」
Googleは2015年秋に、「Adoptable Storage Devices」としてSDメモリカードのサポートを追加したAndroid Marshmallowをリリースしました。このOSはカードの最低実行時間の性能をチェックします。市場における一部のSDメモリカードはアプリ実行用ではなく、最適な画像および動画の保存用に開発されており性能を満たさない可能性があります。アプリケーションパフォーマンクラスのロゴマークは、製品がアプリ実行要件を満たしている事をユーザーに伝えるための新しいマークです。
SD仕様 5.1では先ず最も基本的なアプリケーションパフォーマンスレベルである、アプリケーションパフォーマンスクラス1またはA1が導入されます。A1ロゴマークが表記されているSDメモリカードは、一定の条件で以下の以上のレベルを満たします。
- 1500 IOPSのランダム読み出し性能
- 500 IOPSのランダム書き込み性能
- 10MB/秒の持続的なシーケンシャルパフォーマンス
アプリケーションパフォーマンスクラスのロゴマークには、以下の2バージョンがあります。
画像: https://www.acnnewswire.com/topimg/Low_sd161122.jpg
SDAでは、市場のニーズに合わせより高いアプリケーションパフォーマンス規格を検討中です。
SDAではSD仕様5.1の詳細に関する新しいホワイトペーパー「アプリケーションパフォーマンスクラス」( http://bit.ly/2fjkBLu )をこの度発行しました。アプリケーションパフォーマンスクラスについての概要は、当社のウェブサイトをご覧ください。 https://www.sdcard.org/consumers/choices/application/
SDアソシエーション
SDアソシエーションは、相互互換可能なSD規格の策定にあたっている約900社の技術企業で構成される世界的な業界団体です。SDアソシエーションでは市場をリードするSD技術を利用した家電、ワイヤレス通信、デジタル画像およびネットワーキング製品の開発を促進しています。SD規格はユーザーから最も好まれており、その信頼できる相互互換性と使いやすいフォーマットにより、メモリカード市場80％以上を占めています。現在、SDの相互互換性はスマートフォン、タブレット、ブルーレイプレーヤー、HDTV、オーディオプレーヤー、自動車、マルチメディアシステム、ハンドヘルドコンピュータ、デジタルカメラおよびデジタルビデオカメラで使用されています。SDAの詳細またはSDAへの加入方法については、SDアソシエーションのウェブサイト（ https://www.sdcard.org ）をご覧ください。
SDロゴはSD-3C LLCの登録商標です。
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