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TOKYO, Nov 21, 2016 - (JCN Newswire) - NECの大塚 隆(おおつか たかし)は、平成28年度「卓越した技能者表彰(現代の名工)」(注)を受賞することが決定しました。受賞内容は次の通りです。
■職種名: 特殊電子部品製造工
■受賞理由: 「セラミックス基板と部品製造プロセス技術」に関する技能に卓越する。電子材料セラミックの研究開発に長年従事し、低温焼成セラミックス(LTCC)基板、及び、リチウムイオン二次電池の分野において、材料の取扱、基板や電極設計、試作、実装・組み立て、特性評価、不良解析の全プロセスを一貫して担当する優れた技能を有する。特に偏差0.5%以下のセラミックス収縮率制御技能により、超高密度・高精度基板の実用化を達成した。
NECグループは、このたび受賞した職種をはじめ、これからも様々な職種において、高い技能を有する人材の育成を進めてまいります。
大塚は、高精度なLTCC実装基板の製造技能を有しており、大型コンピュータやスーパーコンピュータ(SX-3)に用いられる大型基板の製造プロセスを担当し、NECのコンピュータ開発に大きく貢献しました。また、人工衛星のスタティックメモリモジュールに関する基板の設計・試作・実装評価を担当しました。
文部科学省委託研究「超高速コンピュータ用光インターコネクションの研究開発」では、高精度加工技能を活かし、LSI間高速光伝送を実現する超小型光電気変換モジュールの基板設計・試作・実装評価開発を担当し、その功績が認められ、平成21年度科学技術分野の文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞を受賞しています。
また、自身の能力を、最新のエネルギーデバイス技術にも応用し、高性能リチウムイオン電池の試作プロセスにおいては、電気自動車の走行距離が2倍となるリチウムイオン電池を実現する次世代負極の開発や、作製した電極を効率的に評価するプログラムを考案するなど、次世代リチウムイオン電池開発に貢献しています。
「現代の名工」は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するもので、昭和42年の創設以来、技能者の地位及び技能水準の向上を図るとともに、技能の世界で活躍する職人や技能の世界を志す若者に目標を示し夢と希望を与えてきた、大変名誉ある賞です。
なお、表彰式は11月21日に東京都港区の明治記念館で行われます。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://jpn.nec.com/press/201611/20161121_01.html
(注)「現代の名工」について
厚生労働省「卓越した技能者の表彰制度(現代の名工)の概要」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syokunou/meikou/1.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
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