TOKYO, Sep 20, 2016 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は、欧州市場向けに壁掛型ルームエアコンの最高級モデル「ZSXシリーズ」および標準モデル「ZSシリーズ」を合わせて9機種開発、本年10月から順次生産・販売を開始します。エアコンとしての高い機能と省エネルギー性能に加え、外観にイタリアンデザインを採用することでインテリアとの調和性を追求しているのが特長です。

ZSXシリーズとZSシリーズには、欧州の多様な住宅インテリアに調和する丸みを帯びたスタイリッシュなデザインを採用しています。このデザインは、イタリアのデザイン会社TENSA社(本社:ロンバルディア州ミラノ県)に委託したもので、より広いシーンにおけるお客様のニーズに応えていきます。さらに限定モデルとして2種類のカラーバリエーションも準備します。欧州において壁掛型エアコンはインテリアの一部であり、エアコン機能と省エネ性に加え、高いデザイン性が求められていることに対応したものです。併せて、ジェットエンジンの翼形状設計に使われる流体解析技術CFD(Computational Fluid Dynamics)を用いて、ファンや熱交換器の配置、通風路形状を最適化しています。

両シリーズでは、快適性および省エネ性についても大幅に向上させました。CFDを用いてファンの翼形状を設計し、室内静音モードで19dB(A)を実現。ZSXシリーズは、当社ツインロータリーコンプレッサの採用とコンプレッサのモーターを最適にコントロールするベクトル制御の改善により、低能力から大能力域までの広範囲で効率を改善し、冷房・暖房ともに欧州エネルギーランクで最高のA+++クラスを達成し、高い省エネ性を実現しました。さらに人感センサ―を標準装備し、人の動きを検知して設定温度の自動調整やエアコンのON/OFFが行えます。

また、全機種に室外機静音モードとウィークリータイマー機能を採用し、環境配慮と利便性向上をはかっています。さらに、一般に市販されているWi-Fiアダプターと接続することで,スマートフォンなどからの操作も可能となっています。

当社は、これまで培ったヒートポンプ分野における省エネ技術に、欧州の先端的なプロダクトデザインを採り入れ、市場ニーズに応えた製品を提供することで低炭素社会の実現に貢献していきます。

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概要:三菱重工業株式会社

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記事名:「 三菱重工、欧州市場向けにルームエアコン2モデル全9機種を発売