株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは、『従業員エンゲージメント育みサービス』を開発し、2024年4月23日からの販売開始を発表した。

こちらのサービスは、従業員エンゲージメント向上活動を支援するソリューションとして経営層と従業員が自発的・継続的にコミュニケーションを実現できる基盤となっている。

日立ソリューションズ・クリエイトは都内で本サービスの発表会を開催。本イベントでは『従業員エンゲージメント育みサービス』についての説明や取り組みについてのプレゼンテーションが行われた。

 

日立ソリューションズ・クリエイト「従業員エンゲージメント育みサービス」を発表

 

『従業員エンゲージメント育みサービス』の開発背景

執行役員デジタルトランスフォーメーション事業部長 三原丈英氏より開発の背景、事業計画についての説明。

上場企業を対象にした人的資本情報の開示の義務化に伴い、従業員エンゲージメントも項目の一つとなっている。これは人材を”消費”するのではなく”投資”するという考え方「人的資本経営」への注目の表れであると説明。

そして「従業員エンゲージメント」は企業価値を左右する重要な指標になっていると捉えており、企業の課題は若い世代の離職率の増加が挙げられている。

新規学卒就職者の離職状況は30%を超えているとも説明した。

若い世代の課題には「わからないことを聞けない」という職場とのつながり不足に不安を感じている方が多くいるという調査結果が出ており、その不安の先には、新入社員の60%以上がコミュニケーション力を身につけたいと考えているそうだ。

この企業の課題と若い世代の課題の関連について、“従業員と職場のつながり”や“従業員と経営方針のつながり”が心の病の増加を抑えるという結果も出ている。

この双方の課題を解決するには、従業員と「職場」「経営方針」をつなげること。『従業員エンゲージメント』の向上への取り組みが非常に有効であると説明した。

それでは、『従業員エンゲージメント』を向上させるためには何が効果的か。

これには「企業理念の浸透」「企業と個人の目標のすり合わせ」「コミュニケーションの活性化」の三つのアプローチが従業員エンゲージメントの向上には必要である。

しかし、これらの課題の解決には多くの企業が頭を悩まされている問題と言える。

そこで『従業員エンゲージメント育みサービス』がその課題を解決したいとし、本サービスが開発されたと説明し、続いて日立グループでの取り組み事例を紹介した。

社内イベントや多様な働き方の支援という文化と技術力を掛けわせて、リモートワーク下での働きやすさ・働きがいを追求。日立グループでは「離れて働く従業員をつなぐ」ために『仮想オフィス』を自社開発し、自社利用・社外提供を行ってきた。

この『仮想オフィス』の取り組みで、経営層と従業員をつなぐことがわかり、その結果高いレベルの『従業員エンゲージメント』を達成。

経営層と従業員で“従業員エンゲージメントを共に育んだ”結果の現れであると提示した。

今後の展開と事業目標として経営層と従業員の交流の活性化により、その交流の中で企業理念を浸透させることで「企業と従業員が同じ目標に向かって、ともに成長」を促すそう。『従業員エンゲージメント育みサービス』では「理解度の向上」「共感度の向上」「行動意欲の向上」に貢献できると説明した。

そして今後サーベイなどとの組み合せにより社会貢献を目指していると言及し、事業目標として5年後の2029年度には『従業員エンゲージメント育みサービス』単体で10億円、今後展開するソリューション群を含めて20億円を目標として掲げた。

 

『従業員エンゲージメント』を高めるために必要なこと

続いて同事業部 HRビジネス部担当部長 左近充晃氏が登壇し『従業員エンゲージメント育みサービス』の魅力について説明した。

 

エンゲージメントが高い状態とは?

日立ソリューションズ・クリエイトの全従業員が使用している「仮想オフィス」によって気付きがあったという。

「仮想オフィス」ではバーチャル空間上で自由につぶやけて、従業員同士が自由に会話できる機能がある。

この機能で経営層と従業員がフランクに会話をしたり、またはシニア社員がインフルエンサーとなって多くの従業員と会話をしたりという場面が多く見られたのだとか。

これは“リアル出社”の時には殆ど見られなかった現象であり、バーチャルでラフな環境だからこそフラットで対等な関係が築き上げられたと左近氏は見解を述べた。

このように肩書や付き合いの有無に関わらず、ストレスのないコミュニケーションの繰り返しによって組織風土を変えることが可能になったと説明している。

約8割が“ポジティブな回答になった”と回答するアンケート結果も出ており、この結果から『従業員エンゲージメント育みサービス』の提供を決めたのだそう。

本サービスのコンセプトは『エンゲージメントを育む場の提供』。大きな特徴は経営層も一緒になって育むという点である。

左近氏は経営層もユーザーの一人として、トップダウンではなくフラットで対等なつながりが生まれると説明した。

 

サービスターゲットはエンゲージメント向上に取り組み企業

本サービスのターゲットは「国内の従業員エンゲージメント向上に取り組む企業」全てが対象。特に多くの従業員を抱えていたり、サーベイ結果に悩んでいる企業がターゲットとなるそう。

サービス特長としては、1つ目に企業が行っているエンゲージメント向上施策をサポート。

コミュニケーションの活性化という土台がしっかりしてこそ「企業理念」「企業と個人の目標やビジョンのすり合わせ」の向上効果があると説明した。

二つ目の特長がコンシェルジュの「執じぃ」。

執じぃはサービス上に登場し、利用者に寄り添い三つの施策をサポートしてくれる。

●種「つぶやき」

コミュニケーションの発信。何について発信すればいいか分からない時でも「執じぃ」がサポートしてくれる。

●芽「他者を知る」

コメントのいいねの数などで、社内でどんな話題がバズっているのかも確認できる。

また「はぐくみスペース」では眺めているだけで、全く知らない人の“人となり”を知ることが出来るスペースになっており、他者を知ることで心理的安全性が育まれていき、横・斜めの関係が築きあげていくきっかけになる。

●花「つながる」

フォローをすることで、気になる人のつぶやきをチェックすることが出来る機能も存在。また個人のフォローだけでなく、社内の部活などコミュニティを自由に作成、運営が可能。

同じ趣味の仲間と簡単につながることが出来るようになっている。

●実「働きがい」

エンゲージメントスクエアにより、これまで経営層が一方通行で情報発信していたことが、双方向でのコミュニケーションが実現できる機能。

1 on 1機能ではいつ誰とどんな会話したのかという、上司部下と会話の内容を共有することが可能となっており、認識の齟齬の防止することもできる。

また“観察”として、ダッシュボードで組織の状況や改善すべき点がわかりやすく確認できる機能も搭載。

大切なのはこれらを繰り返し利用することだと話し、日々の育みをすることで利用者が拡大し、毎年のサーベイで効果を実感することだと続けて述べていた。

 

サービス提供方法

従業員エンゲージメント育みサービスは、ユーザーの情報などの事前登録だけで、PC・スマホからアクセス可能。

日立ソリューションズ・クリエイトの専門部隊が導入や定着化をサポートを行ってくれるそうだ。

今後の運用については各種サーベイとのシステム連携を予定しており、エンゲージメントの計測と本サービスをセットで行えるようなサービスに成長させていく計画をしているとのこと。

2024年5月8日~5月10日に東京ビッグサイトで開催される「働き方改革EXPO春」では本サービスの先行公開も実施。

また2024年5月30日には「今からでも遅くない!ツールを取り入れて働きやすく!」のセミナーも行われる予定だ。

『従業員エンゲージメント育みサービス』概要

価格:38,000円/月~
・年間契約の場合の価格。
・上記以外に初期費用なし。
・ユーザー数に応じたボリュームディスカウントを用意。
・Microsoft365連携など、その他有償オプションを用意。

キャンペーン価格:
2025年3月末までに契約の方:30,000円/月~
さらに
・初期設定代行
・操作説明会(1回)
・オンボーディング支援
などの特典も用意されている。

情報提供元: 電脳反響定位(エコーロケーション)
記事名:「 日立ソリューションズ・クリエイトから従業員エンゲージメント向上を支援する新サービスの提供開始