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保坂氏は2018年に『リコール』でデビューし、社会への鋭い視点と柔らかなタッチを兼ね備えた、社会派エンターテインメント注目の書き手。
本小説はひろゆき氏が推薦する1冊となっている。リアルなミステリー小説を探している方は、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。
著者の保坂氏とひろゆき氏のコメントは以下となっている。
保坂祐希氏「どのような業界にもヒューマンエラーやコンプライアンス違反はつきものであり、何が起きても不思議はないと思っています。その妄想が書かせた物語です。これまで書いた中で、最も多くの資料・参考文献を読み漁り、構成を考えました。特にラストのどんでん返しはぜひ見届けていただきたいです。
今回のダークヒーローである“元総会屋の沢木”は、いつか彼の現役時代の物語も書いてみたいと思うほど気に入っています。ちなみに、年に何度も九州まで食べに行くほど鰻が好きなことだけは申し添えておきます。」
ひろゆき氏「ウナギの養殖に使うシラスウナギは、過去には毎年100トンとか取れてましたが、現在は5トンぐらい。20分の1ぐらいになっています。ニホンウナギは“絶滅の危険性が高い”ので国際自然保護連合がレッドリストに載せてたりもします。
ウナギの値段が20倍になってるかというとそういうわけではありません。何故、ウナギの流通量は減ってるように見えないのか?」
※現実の謎を交えたミステリーです。
●『偽鰻』
著者:保坂祐希
発売年月:2024年4月
定価:924円(税込)
出版社:ポプラ社
書誌ページ:https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8101481.html
Amazonページ:https://amzn.to/3vUUjwd