奨学金返済に苦しむ若者を支援するためのプロジェクトである「#奨学金返済 支援プロジェクト」が発足。公益財団法人公益推進協会 アディーレ未来創造基金は本プロジェクトの発表会を開催。

本イベントには発起人らのほか、タレントの田村淳・貴島明日香・白本彩奈が登壇した。

 

アディーレ未来創造基金「#奨学金返済 支援プロジェクト」始動

奨学金の返済が大学を卒業した若者たちの肩に非常に重くのしかかっている。

コロナ禍の余波による収入の不安定化や刻々と進む物価上昇などにより、その状況は年々深刻化しているのが現状だ。

実際に奨学金を借りている学生の数は、およそ半数程度。その中でも現在返済中の方は3人に1人というアンケート調査の結果も出ている。

公益財団法人公益推進協会 福島達也 代表理事は、

「アディーレ法律事務所は6年前にこのアディーレ未来創造基金を寄付によって創って頂き、九州北部豪雨の被災地支援や東京五輪に向けたスポーツ団体への助成金など様々な事業を行ってきました。私共としても初となる奨学金の「返済」を支援するためのプロジェクトということで、楽しみにしております。」

とコメントした。

アディーレ法律事務所 鈴木淳巳代表弁護士は発起人挨拶にて、

「アディーレでは、これまで大学生の法教育や、東日本大震災被災地への車椅子寄贈など、社会貢献活動を行って参りましたが、2017年に、より積極的な社会貢献活動に取り組むべく、人々の豊かな未来を創り上げていく活動を支援する“アディーレ未来創造基金”を設立いたしました。私自身、奨学金をつい数年前ぐらいまで返済しており、お金の悩みが人の心にもたらす問題を深く実感しています。」

と語り、自身の経験から未来ある若者への支援を行い「夢の実現に動く手助けとなれば」とコメントした。

「世の中の景気や社会情勢の変化、新型コロナウイルス、自然災害、疾患や介護により奨学金の返済が出来ず、想定よりも負担になっている現状があります。」

と語ったのは、アディーレ法律事務所 島田さくら弁護士だ。

 

田村淳・貴島明日香・白本彩奈が奨学金返済についてのトークセッションを実施

白本彩奈は今回のプロジェクトのイメージキャラクターも務めている。

「今回テーマが奨学金の支援ということで、すごく大切で重要なテーマという事もありそれに沿った表情をつくっていくときにプロジェクトのイメージと合っているかという点を確認しながら、強い眼差しがありながらも少し悲しげな表情をこだわって撮影していくのが難しかった」

とコメント。

貴島は兄と妹が奨学金を利用。5人兄妹だが、4番目の妹は一番下の妹の学費のために進学を諦めたことを最近知ったそうで、“悔しかった”と話している。

田村は、

「給付型がもっと広まればいいなと思うんですが、その予算が国からも出せていないのが問題ですよね。本来学びたいけどお金がなくて学べない方を支援するための制度なのに、社会に出ていく前に既に借金ができてしまって自分の思い描く夢に進めない事は問題だと感じます。」

と鋭い指摘を行い、奨学金制度の問題を冷静に指摘していた。

貴島は自身の兄妹の経験も含め、

「若者の第一歩を後押しするプロジェクトの記者会見に登壇出来て光栄でしたし、私自身も奨学金に対して改めて考えるきっかけになりました」

とコメント。

もしもっと充実した制度があれば利用していたかもしれないとコメントした白本は続けて、

「奨学金の返済を支援するプロジェクトは初めて聞いて新鮮でしたし、今後大活躍するプロジェクトだと思っています。そんなプロジェクトのイメージキャラクターを務めることができて光栄でしたし、学生として、また女優としてこのプロジェクトを一生懸命広めていけたら良いなと思っています。」

とコメント。イメージキャラクターとして広く普及していくことを誓った。

課題を冷静に挙げていた田村は今回の制度について、

「今回の奨学金返済支援のためのプロジェクトは凄く良いプロジェクトだなと思います。こういう若者支援をアディーレ未来創造基金だけでなく、もっと色々な企業の方が始めていけるそのきっかけを作っているので応援したいなと感じました。」

と賛同。幅広い企業が同様の支援を始める土壌を作っている点でも応援するとコメントした。

奨学金の返済が苦しく、夢を諦めることになってしまった方は多い。しかし、奨学金自体は学ぶ機会を創出する素晴らしい制度だ。

貸与型ではなく給付型の奨学金の間口を広げるだけでなく、アディーレ未来創造基金の「#奨学金返済 支援プロジェクト」で苦しい現状から抜け出し、未来に向けて歩き出せる可能性もある。

ぜひ奨学金の返済のせいで夢を諦めかけている・諦めたという経験がある方は応募してみて欲しい。

 

「#奨学金返済 支援プロジェクト」概要

助成対象:2024年3月31日時点で満19歳~満34歳の方で貸与型奨学金の受給者 現在返済残額があり、2024年3月末時点で返済義務を有する方
金額:2024年3月31日時点の残額を全額支援
応募期間:2023年10月10日14時~2023年12月10日23時59分
発表時期:2023年12月末を予定
助成時期:2024年3月の予定
応募方法:プロジェクト公式WEBサイト内の「エントリーフォーム」より応募。動画もしくはPDFにて、夢をテーマにしたレポートを提出
審査方法:外部の審査員協力のもと、アディーレ未来創造基金にて助成対象者を決定
※注意事項:助成決定者は、奨学金残高証明書等による借り入れ証明が必要となる。

情報提供元: 電脳反響定位(エコーロケーション)
記事名:「 田村淳らも賛同!アディーレ未来創造基金が若者支援プロジェクト「#奨学金返済 支援プロジェクト」を発足