株式会社カオナビは、経済産業省が同社のタレントマネジメントシステム「カオナビ」を導入したことを2024年10月8日に発表しました。この導入は、経済産業省が進めている「組織経営改革」の一環であり、政策立案のパフォーマンス向上や職員の働きやすさ・働きがいの向上を目指した取り組みの一部です。

経済産業省では、2024年3月に新たなMVV(Mission, Vision, Values)を公表し、組織改革を進めてきました。この改革では、全職員のやりがいやスキルアップの支援、職員のキャリアパスの構築、経験者採用の強化などが重要なテーマとなっており、その実現のために「カオナビ」が導入されました。

「カオナビ」は、職員の顔、名前、経験、評価、スキルなどを一元管理し、組織内のコミュニケーションを活性化しながら、能力やスキルの可視化を実現します。このシステムを活用することで、最適な人材配置やリスキリング推進が可能となり、経産省内での知恵の継承やキャリア支援が進み、組織の進化が促進されます。さらに、今回の導入は内閣人事局・デジタル庁・人事院のワークスタイル変革アワードでの最優秀賞獲得という成果とも関連し、経産省の人材開発への積極的な姿勢を示しています。

株式会社カオナビは、今後も官公庁や自治体のタレントマネジメント推進に貢献していく意向を表明しています。

執筆:香田雄大

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 経産省がタレントマネジメント導入、全職員のやりがい向上やスキルアップのための環境整備図る