夢や志を叶えるためには何が必要か。夢や志は持つだけではなく、大切にしなければならないのが「宣言すること」です。周囲に対し、自分の夢や志を宣言することで、迷いがなくなり、叶う確率をぐっと引き上げます。夢・志を周囲に宣言することの意義と効果について考えます。【週刊SUZUKI #63】

夢や志は自身の内に秘めるもの、多くの人がそう思いがちです。しかし、これは間違いです。むしろ周囲に対し、自分の夢や志を堂々と宣言すべきです。自分の夢や志を周囲に熱く語るべきです。こうした言動が自らの迷いをなくし、夢や志を手繰り寄せるのです。

そもそも夢や志は、ひっそり目指すだけでは到底叶いません。「絶対叶えるんだ」「努力して手に入れるんだ」と、強い覚悟が不可欠です。しかし、人は自分には甘く、達成のハードルを下げたり達成時期を遅らせたりしてしまいがちです。そこで、こうした甘えを取り除くために必要なのが「宣言」です。夢や志を言葉で発し、周囲の人に自分の夢・志を知ってもらうことで、逃げ道をなくし、覚悟を引き上げます。

周囲に宣言すれば、後戻りできない環境を自ら作り出すことができます。「周囲に話してしまった以上、『やっぱり無理でした』なんて恥ずかしくて言えない…」と自身を追い込むこともできます。こうして自分の手で退路を断つ勇気が必要です。退路を断てば後ろを振り返る必要がなくなり、夢・志に向かってただ前だけ見続けられるようになります。この環境こそが、夢・志を自らの手にぐっと引き寄せるのです。

私も夢や志を周囲に宣言し、退路を断つようにしています。しかも何度も何度も言葉にし、私の夢や志を周囲と共有するようにしています。こうした普段の何気ない言動が、自らを引き締めるきっかけとなるのです。「やらなければ」という強い覚悟を持つようになり、積極的な行動力さえもたらすのです。夢や志をどれだけ多くの人に宣言できるか、より具体的な夢・志を周囲に伝えられるか。この2つを実践できるかどうかで、夢・志を叶えられる確率は大きく変わるのです。

周囲の同僚や先輩、上司と夢・志を語り合ってください。みんなの夢・志を共有してください。みんなの夢・志が叶うよう背中を押してあげてください。すると、周囲の仲間もあなたの夢・志が叶うよう応援してくれるようになるでしょう。ぜひこんな環境を育み、自らの身をそこに置いてください。このとき初めて、夢・志は現実味を帯びてきます。夢・志を叶えるためにどう行動すべきかのビジョンも自ずと見えてきます。

もし、宣言できる夢や志がないなら、まずは夢・志を紙に書き出すのも手です。言葉にし、曖昧さをなくすことから始めてみてください。その上で紙に書き出した夢・志をそのまま周囲に伝えてください。オフィスのデスクにその紙を貼り、周囲から見えるようにしてください。これらの行動が覚悟を呼び込みます。後戻りできない道を築いてくれるのです。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 夢・志は周囲に宣言すれば迷いがなくなる!