Okage株式会社が提供するモバイルオーダーシステムは、ビアガーデンのような大規模なイベントで、来場者がスムーズに注文と受け取りを行えるように設計されています。具体的な使い方やシステムの仕組みについて詳しく説明します。

1.モバイルオーダーの基本的な使い方
a.テーブルに設置されたQRコードを読み取る
ビアガーデンの各テーブルには、モバイルオーダー用のQRコードが設置されています。来場者は、自分のスマートフォンでこのQRコードを読み取ります。これにより、LINEの公式アカウントに誘導され、注文画面にアクセスできます。

b.LINE公式アカウントと連携
QRコードを読み取ると、LINE公式アカウント「おとなサントリー」を友達追加するように促されます。これを行うことで、LINEトーク画面から注文画面へと進むことができます。LINEを活用することで、スムーズな注文プロセスが実現されます。

c.注文と決済の流れ
注文画面では、ビアガーデンで提供されているフードやドリンクのメニューが一覧表示されます。来場者は、希望する商品を選択し、数量を指定して注文します。選択が完了したら、注文内容を確認し、オンライン決済に進みます。決済は、スマートフォン上でクレジットカードを使って行うため、現金のやり取りが不要です。

d.商品の受け取り
注文が完了すると、LINEや会場内のアナウンスで商品の準備ができたことが通知されます。札幌のビアガーデンでは、モバイルオーダーの注文品はすべてスタッフがテーブルまで配膳してくれるため、来場者は席を離れることなく商品を受け取ることができます。

2.フルサービス型オペレーションの特徴(札幌大通りビアガーデン)
札幌の大通りビアガーデンでは、国内最大規模の1,700席すべてにモバイルオーダーが導入されており、完全フルサービスを実現しています。このフルサービスでは、来場者がQRコードを使って注文すると、その情報がリアルタイムでスタッフに伝わり、注文された商品がすぐにテーブルまで届けられます。

3.二子玉川・田町でのシステムの使い方


a.Okage Kiosk前払いシステム
二子玉川と田町のビアガーデンでは、「Okage Kiosk前払い」システムも導入されています。このシステムでは、会場内に設置されたキオスク端末を使って注文を行います。


利用手順
キオスク端末の画面にタッチして、利用言語を選択します。
メニュー画面が表示されるので、希望する商品を選択し、注文内容を確認します。
会計画面に進み、キャッシュレス決済(クレジットカードなど)を行います。
決済が完了すると、受付番号が記載されたレシートが発行されます。
受付番号が呼ばれたら、指定の受け取りカウンターで商品を受け取ります。

4.LINE連携のメリット
LINEとの連携により、注文から決済までのプロセスが非常にシンプルになっています。さらに、LINE公式アカウントを通じて、フォロワーに対してキャンペーンや特典情報を提供することで、顧客とのエンゲージメントを高めることができます。また、LINEのトーク画面を使って注文の進行状況をリアルタイムで確認できるため、利用者にとって非常に便利です。

5.今後の展望
Okage株式会社は、今後もこのようなモバイルオーダーシステムを通じて、飲食店やイベント会場での顧客体験を向上させることを目指しています。特に、大規模なイベントや人手不足が懸念される店舗で、効率的なオペレーションを実現し、来場者に快適で便利なサービスを提供するための取り組みを続けていく予定です。

このように、モバイルオーダーシステムを導入することで、来場者はスムーズに注文を行い、スタッフは効率的にオペレーションを行うことが可能になります。これにより、混雑が緩和され、全体のサービス品質が向上します。

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 札幌のビアガーデンが1700席にモバイルオーダー導入、二子玉川や田町のビアガーデンでも活用