ecbeingは2024年6月3日、リンベルのデジタルカタログギフト作成サイトのプラットフォームにEC構築プラットフォーム「ecbeing」が採用されたと発表しました。デジタルカタログギフト作成サイトを利用するユーザーの行動や購買履歴などをもとに、AIが最適なアイテムやギフトを提案できるようにします。

オリジナルのカタログギフトを簡単作成できる「GIFT LIST」

リンベルが展開するデジタルカタログギフト作成サイトの名称は「GIFT LIST」。オリジナルのデジタルカタログギフトを作成するサービスで、音楽のプレイリストを作成するような感覚でカタログギフトを作成できるのが特徴です。ユーザーは贈りたい相手を想像しながら、多彩なアイテムを選んで自分だけの特別なギフトリストを作成できます。

図1:オリジナルのデジタルカタログギフトを作成するサービス「GIFT LIST」(出典:ecbeing)

カタログギフトは、冠婚葬祭などのフォーマルな場面で使われるのが一般的です。そのため、日常的にはあまり使われることはありませんでした。しかし、リンベルはこうした状況を変えるべく、「GIFT LIST」をサービス化。ギフトをもっと気軽に贈り合える文化を広めたいという目的でサービスの提供を開始しました。

「GIFT LIST」の主な特徴は次の通りです。

1.音楽のプレイリストを作るように簡単にギフトリストを作成
「GIFT LIST」では、一からデジタルカタログギフトを作成できます。使い方は簡単で、まずは価格帯を設定し、その範囲内で複数のアイテムを選びます。その後、リストのタイトルや説明文、使用シーンなどを設定すれば完成です。完成したギフトリストにはURLが生成され、それをメールやLINEなどSNSで送信することで簡単に共有できます。

図2:ギフトリストの作成イメージ(アイテム選択)(出典:ecbeing)

2.作ったギフトリストはサイト上で公開可能
ユーザーが作成したギフトリストは、「GIFT LIST」サイト上で公開できます。公開・非公開・限定公開の設定があり、公表されたリストは他ユーザーに閲覧・活用されるようになります。「#誕生日」や「#お酒大好き」などのハッシュタグ機能も備え、多様なキーワードから他人の公開されたギフトリストを探すこともできます。

図3:ハッシュタグ機能を使ってアイテムを絞り込める(出典:ecbeing)

3.悩んだ時・難しく感じた時でも公式ギフトリスト・レコメンド・レビューで安心
自分だけで一からカタログギフトを作ることができますが、「公式ギフトリスト」や他ユーザーが公開したものから選ぶことも可能です。公開している既存リストに対して編集(アイテム追加や削除)もでき、自分好みにアレンジすることも容易です。

図4:公開済のおすすめギフトリストを使ってギフトを作成することも可能(出典:ecbeing)

ecbeingのAIレコメンドサービスを使ってギフトを作成しやすく

使いやすくするための特徴や機能を備える「GIFT LIST」のプラットフォームには、ecbeingが提供するEC構築プラットフォーム「ecbeing」を利用しています。「ecbeing」を用いることで、「GIFT LIST」ユーザーの利便性を高められるようにしています。

例えば、ecbeingが提供するAIレコメンドサービス「AiReco(アイレコ)」を活用し、顧客の行動属性や購買履歴などからAIが各顧客に合う最適なアイテムやギフトリストをピックアップして表示できるようにしています。アイテムをどう選べばいいのか分からないといったギフト作りに自信のない人でも、「贈る相手に喜んでもらえるギフト」を容易に作成できる配慮を施します。

ReviCoが提供するレビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo(レビコ)」も活用します。これにより、ギフトリストを贈った側も貰った側もレビューを投稿・確認できるようになります。アイテム選びに悩んだ時などは、他のユーザーのレビューを容易に参考にすることが可能です。

さらに、データマーケティングツール「SechstantCDP」も活用します。リンベルは、どんなアイテムが選ばれたか、どんな組み合わせが人気かなどの分析が可能となります。分析結果を参考にすることで、今後の商品ラインナップや公式ギフトリストを改善するなどの施策を打ち出せるようになります。「SechstantCDP」を使えば、ギフトを貰った側の反応も把握でき、さらなるサービス向上を見込むことも可能です。

リンベルは「ecbeing」を導入した効果を次のように評価します。
「GIFT LISTは単にオリジナルのカタログギフトが作れるだけでなく、公開・共有の機能を備えたことによって、より多くの方に使っていただきやすく自由度の高いサービスになったと感じています。
本サービスを通じて、もっと多くの方に”ギフトを贈る”という体験をしていただき、新たなコミュニケーションが生まれるきっかけになればと思っています。」

なお、「GIFT LIST」のプラットフォームとして採用された「ecbeing」は、1999年の販売開始以来、大手中堅企業中心に1600以上の導入実績がある国内トップシェアのECプラットフォームです。「ファンマーケティング」「メディアコマース」「オムニチャネル」など、多岐にわたって顧客のビジネスを支援しています。MAやCMS、CRM、レビュー、SNS連携、動画、店舗予約、アプリなどを自動的にバージョンアップする「マイクロサービス」を用意するなど、豊富な機能と実績で幅広いユーザーから支持を集めています。

関連リンク
株式会社ecbeing
https://www.ecbeing.net/

リンベル株式会社
https://www.ringbell.co.jp/




あわせて読みたい編集部オススメ記事

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 リンベルがデジタルカタログギフトを自由に作成・共有できる新サービス「GIFT LIST」をecbeingで構築し提供を開始