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関西国際空港では、アバター警備ロボット「ugo TSシリーズ」の実証実験を実施しました。このプロジェクトは、空港での利用客案内業務の効率化を目指し、特に外国人旅行客に向けた免税案内を行うことが重点に置かれています。観光業が再開した今、空港は多くの人々が往来する場所であり、その中での効果的な接客が求められています。
「ugo TSシリーズ」は、単純なアバターロボットの機能だけでなく、完全自動化ロボットの機能を組み合わせた次世代型のハイブリッドアバター警備ロボットです。これにより、2本のアームを持ち、高さを調整しながら遠隔でさまざまな業務を行うことが可能になります。例えば、エレベーターのボタンを操作することもでき、どのフロアにでもアクセスできるのです。さらには、AIによる自律走行機能を搭載し、自動巡回ができるので、効率的に任務をこなせます。これにより、立哨や巡回などの警備業務基本業務を担うことで、警備員不足を解消し、成果を挙げることが狙いです。
実証実験は関西国際空港第2ターミナルの関西旅日記国内ロビー店で行われました。ここで「ugo」を導入し、外国人客への免税案内を行うことで、どれだけ効果的な案内ができるのか、その成果の測定が求められます。視覚的にも印象的な存在である「ugo」は、空港の中での目を引く存在となり、旅行客の注目を集めました。この実証実験を通じて、観光客が求める情報に迅速かつ的確にアプローチできる可能性が開かれました。
今後も「ugo」の機能向上とアップデートを続け、警備業務のさらなる効率化を目指す方針です。また、警備業界全体の人手不足解消に向けて継続的に取り組むとともに、新たなサービスの展開が期待されます。この実証実験の成果が今後どのように実際の運用に活かされていくのか、私たちはその動向に注目していきます。詳しくは「大成株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部齋藤