日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)公式試合で、マイナンバーカードを使用した実証実験が行われることが決定されました。株式会社ドリームインキュベータとデジタル庁は、プロスポーツ興行におけるマイナンバーカードのマーケティング活用を検証するための実証実験を実施する予定です。

この実証実験は、マイナンバーカードから取得できる名前、性別、生年月日、住所などの情報を利用し、興行におけるマーケティング活用の可能性を検証します。特に、来場者の詳細な情報を活用することで、興行の集客力向上やファンのロイヤルティ強化などが期待されます。また、来場者管理においても、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展が期待されています。

具体的には、2024年11月に予定されている2つのJリーグ公式試合で実施される予定で、試合の会場で来場者からマイナンバーカードを提示してもらい、正確な住所情報を元に特典を提供することで、顧客獲得を目指します。さらに、この情報をもとに、来場者の地域に応じたマーケティング施策の有効性を検証する予定です。

この実験は、日本のプロスポーツにおけるマイナンバーカードの活用という新しい試みとなります。成功すれば、他のイベントや興行におけるマーケティング活動への応用も期待されます。

執筆:糸井貴行

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 Jリーグ公式戦でマイナンバーカードを使用した実証実験、マーケティングの活用見込む