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いすゞ自動車株式会社(以下「いすゞ」)が主催する「ISUZU AI Innovation Challenge 2024」は、世界中の企業や個人からAI技術やその活用手法に関する革新的なアイデアを広く募集するプログラムです。9月1日から一般公募が開始され、参加者は自動車業界におけるAI技術の活用や新たな事業創出に向けた挑戦に参加する機会を得ます。プログラムの事務局はナインシグマ・ホールディングス株式会社が担当し、いすゞが掲げる将来のビジョンに向けた具体的な提案を受け付けます。
いすゞはこれまでも自動運転技術やデジタルトランスフォーメーション(DX)の分野でAI技術を活用してきましたが、より革新的で新たな価値を創出するために、従来の発想を超えた斬新なアイデアが求められています。今回の公募は、そのような革新をもたらすための手段としてAI技術を活用し、いすゞの成長を支える新たな技術やビジネスモデルの創出を目指しています。
2024年4月に発表されたいすゞの中期経営計画「ISUZU Transformation –Growth to 2030(IX)」では、以下の3つの領域を将来の収益源として位置づけています。
・自動運転ソリューション:先進的な運転支援技術や完全自動運転に向けたソリューション開発。
・コネクテッドサービス:車両のデジタル接続を通じた新たなサービスの提供。
・カーボンニュートラルソリューション:環境負荷を軽減するための革新的な技術開発。
この公募で集まったアイデアは、これら3領域を支える基盤となるだけでなく、新たな事業の可能性を広げる起点となることが期待されています。
募集テーマは、「未来に役立つこれまでにないAIの手法とそれが生み出す価値」です。このテーマの下、AI技術やその活用手法に関する新しいアイデアを募集します。提案内容は特定の技術領域に限定されず、事業領域も問わないため、自由な発想で提案が可能です。AI技術がどのように未来に役立つか、またその技術がどのような新しい価値を生み出すかに焦点を当てて提案してください。
応募対象は、AIや機械学習に関連する技術や事業に取り組んでいる組織や個人です。具体的には、以下のような参加者が対象となります。
・スタートアップ企業
・研究機関
・アカデミア
・製造業
・ITベンダー
・システムインテグレーター
・コンサルティング会社
・個人
応募期間は2024年9月1日から11月30日までとなっています。応募は書類審査から始まり、面談審査を経て、2025年3月末に最終的な受賞者が発表されます。
賞金として、以下のような報酬が授与されます。
最優秀賞(1組):2万USドル
優秀賞(1組):1万USドル
奨励賞(5組):5千USドル
さらに、入賞したアイデア以外でも、特に優れた提案については、いすゞとの協議を経て事業化の可能性が検討されるため、公募期間終了後も取り組みを継続する機会が提供されます。
ナインシグマ・ホールディングス株式会社は、いすゞの初となるグローバル公募プログラムの支援を行います。ナインシグマは、技術コンテストの運営に関する豊富な知識と、業界横断的な技術知見を持つ組織です。このプログラムを通じて、いすゞが新しいAI技術のアイデアを発掘し、それを基にした事業化の道を模索するためのサポートを行います。
このプログラムは、AI技術を活用した新たな価値創出を目指す企業や個人にとって、貴重なチャンスです。いすゞとともに、未来を形作るイノベーションを生み出すことを目指して参加してください。