エスコンフィールドHOKKAIDOが3層構造の人工芝を導入、日本初導入で2025年のオープン戦より使用予定

株式会社ファイターズ スポーツ＆エンターテイメントは、エスコンフィールドHOKKAIDOの内野エリアに、日本初となるMLB仕様のShaw Sports Turf社製「B1K (Batting a Thousand Natural Turf)」を導入することを決定しました。この「B1K」は、2025年のオープン戦から使用開始が予定されており、選手たちや観客に新たなプレー体験と観戦体験を提供することを目指しています。

「B1K」は、天然芝のフィーリングに極めて近い人工芝でありながら、耐久性が高いという大きな特徴を持っています。通常の天然芝はメンテナンスが難しく、頻繁な試合や練習、イベントなどが続くと傷みやすくなりますが、「B1K」はその点で優れており、頻繁に使用されるプロの球場でも安定したコンディションを保つことができます。

具体的には、以下のようなメリットがあります。
練習メニューの自由度が向上: これまで天然芝では負担が大きかった練習やイベントが、「B1K」の導入により、より柔軟に組むことが可能になります。これにより、選手たちはより多くの練習を効率的に行うことができ、試合でのパフォーマンス向上が期待されます。

アマチュア野球や多目的利用の拡大: 「B1K」の耐久性により、少年野球などのアマチュア競技や、コンサート、地域イベントなど、野球以外の用途でもグラウンドを使用する機会が増えます。これにより、地域社会に貢献し、エスコンフィールドがさらに多様なイベントを開催できる拠点となるでしょう。

MLB基準のプレー環境: 「B1K」は、メジャーリーグの複数の球場で導入されていることからも分かるように、プロ野球選手たちにとって最適なプレー環境を提供します。例えば、WBC 2023の舞台となったローンデポ・パークや、チェイス・フィールド、グローブライフ・フィールドなど、世界トップクラスの施設で採用されていることが品質の証です。

「B1K」は、人工芝、充填剤、衝撃吸収パッドの3層構造で設計されています。この設計により、選手の体にかかる負荷を大幅に軽減し、プレー時の安全性と快適性を確保しています。

人工芝: 芝の質感や見た目は天然芝に非常に近く、プレー感覚も自然です。
充填剤: ココナッツの殻や繊維などの天然素材を使用。これにより、保水性が高まり、常に適切な湿度を保つことができ、天然芝に近いコンディションを再現します。
衝撃吸収パッド: 衝撃を吸収し、選手の足腰への負担を軽減します。このパッドの性能により、長時間のプレーでも疲れにくく、安全性が高まります。

「B1K」は、既にMLBの複数の球場で使用されており、その性能の高さが証明されています。特に、選手たちからは「天然芝に近い感覚でプレーできる」と高い評価を得ています。これにより、選手たちは安心して全力を発揮でき、観客にとってもハイレベルなプレーを楽しむことができる環境が整います。

エスコンフィールドHOKKAIDOでは、この「B1K」の導入により、試合やイベントがより一層盛り上がることが期待されます。今後も、選手と観客の双方にとって最高の環境を提供するため、様々な改善が進められる予定です。