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株式会社ICT総研の最近の調査によると、生成AIサービスの利用者数は、2024年末には1,924万人に達する見込みで、2027年末までには3,760万人へと拡大すると予測されています(図1)。この推計は、生成AIの進化とそのアプリケーションが広く一般に受け入れられていることを示しており、特にビジネスやクリエイティブ分野での活用が注目されています。
同社が実施したWebアンケートでは、ネットユーザーの29%が過去一年以内に何らかの生成AIサービスを利用した経験があると回答しました(図2)。この結果は、特に40代以下の層で顕著であり、技術へのアクセスと利用が進んでいることが窺えます。
個々のサービスにおいては、ChatGPTが全生成AIサービスユーザーの18.3%の利用率でトップとなっており、Microsoft Copilotが8.9%、Geminiが5.4%と続きます(図3)。
この中で、Adobe Fireflyは利用者満足度が最も高く75.8ポイントを記録しており、DALL-Eが71.6ポイント、MidJourneyが71.0ポイントでそれに続いています(図4)。
情報収集に関しては、42%のユーザーがSNSを利用しており、ニュースサイトから情報を得ているのは39%です(図5)。この他に、20.2%が専門書籍や論文を参照し、セミナーや講演から情報を得ているのは19%、友人や同僚からの情報が17.2%で、オンラインコースが12.2%でした。
これらの結果から、生成AIサービスの普及が進んでおり、ユーザーの情報収集行動が多岐にわたっていることが明らかになります。技術の進化に伴い、生成AIは日常生活においてもビジネスプロセスにおいても更に深く組み込まれていくことが予想されます。