株式会社アジラと株式会社アール・エス・シーが共同で、東京都豊島区に位置する大型複合施設「サンシャインシティ」にAI警備システム『AI Security asilla』の本格運用を開始しました。このシステムは、2023年11月から実証実験を経て、2024年9月5日からサンシャインシティの各エリアで運用されています。

サンシャインシティは、観光、ショッピング、ビジネスなどさまざまな目的で年間約3千万人が訪れる施設です。そのため、一貫して安全で快適な利用環境の提供が求められており、『asilla』の導入によって、これらの要求に応えることが可能になりました。『asilla』は、防犯カメラの映像を用いて瞬時に人の行動を解析し、不審行動や危険な状況を早期に発見することができます。これにより、転倒事故やその他の安全リスクへ迅速に対応することが可能となり、警備業務の効率化と質の向上が図られています。

『asilla』は、世界トップクラスの行動認識技術を基盤としており、既存のカメラシステムを活用しながらAIを用いて異常な行動や不審な動きを特定します。このシステムは、異常を検出した際にのみ映像を警備員に通知し、これにより警備員の負担を大幅に軽減すると同時に、監視漏れを防ぐことができます。検知された内容は、設定に基づいた通知先に1秒以内に送信され、即時対応が可能です。

このように、『asilla』の運用開始により、サンシャインシティ訪問者に対してさらに安全で安心な環境を提供し、施設の魅力を高める一助となることが期待されています。

執筆:糸井貴行

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 池袋サンシャインシティにAIを使った警備システム導入