株式会社ホリプロは、株式会社電通と共同で、女優・タレントとして活躍する足立梨花さんをモデルにしたデジタルヒューマンを制作し、彼女の活動の幅をリアルだけでなくデジタルの世界にも広げる新たな挑戦を行うことを発表しました。

デジタルヒューマンとは、日々進化を遂げるAI技術を活用し、人間に近い姿や動作を再現したバーチャルキャラクターであり、現代社会における次世代のコミュニケーション手法として注目されています。

今回制作された足立梨花さんのデジタルヒューマンは、将来的には生成AIを活用することで、彼女の話す言葉を多言語に翻訳することが可能となり、広告領域をはじめとした様々な分野で新たな価値を提供していく予定です。

デジタルヒューマンの撮影を終えた足立さんは、次のようにコメントしています。
「初めてのことだらけの撮影でした。例えば、細かい眉間のシワも必要だったり、細部まで撮影するのが面白かったですね。果たして私のAIがどのようなデジタルヒューマンに出来上がるのか、全く想像がつかないです。」

また、今後のデジタルヒューマンの活躍について問われると、
「例えば、警備員さんを配置できない場面で活躍すると思います。あとは、アンケート回答などもAIがあったら便利ですね。的確な返答がその場ですぐもらえるのはとてもいいなと思います。優秀すぎてリアル足立梨花の敵になるかもしれないので、AIに負けないように私たち生身の人間も頑張らなきゃなと思います。」
と語り、デジタルヒューマンへの期待と自身の意気込みを示しました。

ホリプロ初のAIタレントとして、足立梨花さんのデジタルヒューマンは、広告だけでなく、様々な分野での活用が期待されています。具体的には、企業のカスタマーサポートやイベントでの案内役、さらには教育や医療の分野での応用も考えられています。

デジタルヒューマンの活用により、時間や場所の制約を超えて、多くの人々に足立さんの魅力を届けることが可能となります。また、多言語対応により、海外のファンや新たなマーケットへの進出も視野に入れています。

今回の取り組みは、AI技術とエンターテインメント業界の融合による新たな可能性を示すものであり、足立梨花さんのデジタルヒューマンを通じて、これからのデジタル社会におけるコミュニケーションの在り方や、芸能活動の新しい形が模索されていくことでしょう。

ファンや業界関係者からの注目も高まっており、今後の展開に期待が寄せられています。

執筆:DXマガジン編集部

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 女優・タレントの足立梨花さんがデジタルヒューマンに変身! AIタレントに挑戦!