梅雨時期の通勤・通学で注意が必要なのは、傘だけではありません。NTTソノリティの調査によると、10代の約80%が雨の日にイヤホンを使用しており、危険に直面しています。その実態と事故のリスクに迫ります。

雨の日のイヤホン使用実態とは?

全体の55.8%が「ある」と回答


最近の調査結果によれば、雨の日にイヤホンやヘッドホンを使用している人は約55.8%に達しています。特に10代の若者ではその割合が81.5%と高く、約8割が雨の中でも音楽を楽しむ現実が明らかになりました。しかし、こうした行動が引き起こす危険性に対する認識は薄いようです。

全体の34.2%が「感じる」と回答。こちらも10代では53.7%と、他の年代に比べて際立って高い結果
41.0%が「ある」と回答

調査の結果、34.2%の人が周囲の音が聞きにくいと感じており、特に10代では53.7%に上ります。これが「ヒヤリ」とした経験を引き起こす要因となっていることを知っておくべきです。

安全を確保する上で重要な音が遮断されている実態

周囲の音に気づかないことで事故のリスクが高まります。「通行人からの呼びかけ」や「自転車のベル音」、さらには「駅や電車内のアナウンス」が聞こえず、危険な場面に直面する可能性が増加しています。実際、41%の人が「ヒヤリ」とした経験があると回答しており、その中でも10代の割合は60%に達しています。

「傘+イヤホンの危険性」、4割以上が認識せず

さらに、調査によれば、雨の日は視界と聴覚の両方が遮断される”ダブルの死角”が生じやすく、この危険性を意識している人は56.8%に留まり、約4割が無自覚のままリスクと向き合っています。この数値は、特に注意が必要です。

オープンイヤー型イヤホン使用経験者の約7割、「安全性が高まった」と実感。
安全面でのメリットが大きいことが確認された

こうした中で、耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンが注目されています。使用者の約69.2%が「安全性が高まった」と感じており、その理由として「駅のアナウンスが聞こえた」「通行人の呼びかけに気づけた」といった具体的例が挙げられています。

周囲の音を聞きながらでも音楽を楽しめるため、通勤・通学時の安全対策として、一つの有効な択肢となり得るでしょう。

詳しくは「NTTソノリティ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 傘とイヤホンの併用が危険な理由とは?