YOASOBI石川公演、夜空に直筆メッセージ 300機超ドローンショーで感動のフィナーレ

YOASOBIのホールツアー「YOASOBI HALL TOUR 2025 WANDARA」石川公演（本多の森 北電ホール）初日である2025年8月5日、終演後にファンへ向けたサプライズとしてYOASOBI史上初のドローンショーが実施されました。公演に足を運んだ来場者に向け、メンバーの直筆メッセージやツアーキャラクターを夜空に描く演出が行われ、終演後の帰路にまで余韻を届ける特別な演出となりました。

本ドローンショーは特別協力として株式会社ドローンショー・ジャパンが運営を担当しました。同社はドローンショー専用機体「DSJ MODEL-X」を自社開発するなど、国内で早期にドローンショー事業を展開してきた企業です。ジャパンアニメ＆キャラクターのドローンショーフェスティバル「STARDANCE in 横浜・八景島シーパラダイス」や大阪・関西万博のPRドローンショー、プロスポーツとのコラボレーションなど、300回を超えるショー実績を有しており、今回のYOASOBI公演でもそのノウハウが活かされました。

YOASOBIはコンポーザーのAyaseとボーカルのikuraによるユニットで、“小説を音楽にするユニット”として知られています。2019年のデビュー曲「夜に駆ける」は発表直後に各配信チャートで1位を獲得し、ストリーミング累計再生回数は12億回を突破しました。以降もアニメ主題歌や国際的なフェス出演、アジア・北米での公演など国内外で高い評価を得ており、2024年以降もCoachellaやLollapaloozaへの出演、スペインやイギリスでの公演など世界舞台での活動を続けています。

今回の石川公演でのドローンショーは、単なる映像演出に留まらず、来場者とアーティストをつなぐサプライズとして機能しました。メンバーの直筆メッセージを夜空に掲げることで、会場を後にするファンに強い印象を残し、地域の夜間イベントとしても注目を集めました。あわせて主催側や運営協力企業の技術と経験が結集した演出であり、石川県での実施という点からも地域との連携を意識した取り組みであったことがうかがえます。

詳しくは「株式会社ドローンショー・ジャパン」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松