秋田発の実践型イノベーションプログラムが3年目に入りました。経済産業省のAKATSUKIプロジェクトに採択され、2023〜24年度で17組32名の支援実績を踏まえ、技術起点と関心起点の二軸で若手の事業化を幅広く後押しします。

技術起点と関心起点、実践に直結する支援設計

国立大学法人秋田大学、NTT東日本 秋田支店、株式会社NTT DXパートナーが連携し、経済産業省のAKATSUKIプロジェクトに採択されたイノベーション・プログラムが継続実施されます。2023年度からの取り組みは、地域の若手による新たな価値創出を目的としています。これまでに通算で17組32名を支援した実績があります。

初年度は主に県内関係者を中心に実施し、支援した8組のうち2組が起業準備の段階まで進みました。2024年度は県外の有識者を大幅に増やし、期間も延長し最終聖火発表必須化を導入したことで、結果的に8組中2組の大学生が在学中に起業を実現し、参加者の半数以上が現在起業準備中という成果を上げています。

3年目となる2025年度は、応募段階から「技術起点」と「関心起点」の二つの入口を設けます。「技術はあるがビジネス化に自信がない人」と「地域課題に関心はあるが経験に不安がある人」をそれぞれ受け止め、適切なプロジェクトマネージャーや支援体制を配置した支援設計を実施します。この方式により、多様な背景の若手に対して幅広さと深さを両立した育成が可能になります。

支援内容は、専門家によるインプットや起業家交流、個別メンタリング、開発支援金を用いたPoC、県内イベントでの中間発表・ブラッシュアップ、そしてデモを含む最終発表(デモデイ)までの一貫した設計です。実施スケジュールはDAY1が2025年8月16日、DAY2が8月17日、DAY3が9月28日、DAY4が11月1日、DAY5(デモデイ)が2026年1月24日を予定しており、募集は約10プロジェクトを想定しています。対象は秋田県在住または県内で勤務・通学する18歳〜30歳代です。会場は秋田市内のConnect Labo OMOCEなどを予定しています。

AKATSUKI採択の下、実践重視で若手の事業化・起業を後押しする取り組みです。技術起点・関心起点の二軸で、地域資源を活かした事業化の芽を育てます。

詳しくは「株式会社NTT DXパートナー」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 NTTDXパートナーが描く秋田の若手DX“発掘”戦略