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大学生の84%が週1回以上ChatGPTなどを利用し、77%が「高校時代からAIユーザー」に。恋愛相談から服選びまで、“AI彼氏”化が進むZ世代の日常とは?生成AIが生活の〝共感パートナー〟に変貌する実態を探ります。
760名を対象に実施された調査では、ChatGPT利用者は82.2%と圧倒的多数。週「ほぼ毎日」が28.7%、「週数回」が43.3%にのぼり、大学生の7割超が週1回以上生成AIを活用しています。しかも利用開始時期は「大学1年」が46.9%、「高校時代」が30.6%で、約8割が18~19歳までにAIネイティブ化していることが明らかに。
学業支援に留まらず、「AI彼氏」「恋愛相談」「人生プラン作成」「ファッションコーディネート」「お金の悩み相談」と、多彩な用途で“心の伴走者”として定着。従来の“効率化ツール”を超え、感情に寄り添う存在へと進化しており、教育・福祉・ライフスタイル分野での活用拡大が期待されます。
今後は、広告バイアス排除や透明性の担保が大きな課題に。無料利用を望む一方で、回答の中立性を75%の学生が重視しており、AI設計では「信頼できるUX」と「広告の明示」が不可欠です。AIが若年層の日常に溶け込む中、技術だけでなく倫理性・共感性をいかに実装するかが次世代サービスのカギとなります。
詳しくは「株式会社イマーゴ」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道