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「届くはずの情報が、届いていない?」──7月2日、名古屋鉄道とギブリーが生成AIエージェントで地域マーケを変革する実証実験を始動。メール配信の最適化だけでなく、「Virtual Customer」で未踏の生活者インサイト発掘にも挑みます。果たして、その効果は?
名古屋鉄道(名鉄)は、7月2日よりギブリーのAIプラットフォーム「DECA MarketingAgent」を活用した実証実験を開始しました。背景には、100社超のグループ会社を抱える名鉄グループが、膨大な顧客データを“How使うか”の課題があります。
本プロジェクトは、従来の業務効率化を超え、「地域価値向上」を目指す“付加価値創造領域”への挑戦です。具体的には:
第1フェーズでは、8月までのメール配信サービスを対象に効果検証。名鉄関係者は「AIが提案する意外なセグメントで、開封率が従来比3倍に跳ね上がったケースも」とコメントしています。
今後は第2フェーズでLINEやSNSへのマルチチャネル展開、第3フェーズでグループ全体の統合マーケ基盤構築へと展開。AIが“何を欲するか分からない生活者”を鮮やかに炙り出し、地域企業のサービス開発を加速させることが期待されます。
詳しくは「名古屋鉄道株式会社」「株式会社ギブリー」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道