職場のムダ業務ランキング！DXよりも深刻な日本企業に根づく“因習”の実態

近年、多くの企業が業務効率化を目指していますが、実際の職場では「これって本当に必要なの？」と感じる業務が少なくありません。調査によれば、働いている人々の94.8%が職場にムダな業務があると回答しています。本記事では、アンケート結果をもとに職場でムダだと思われる業務のランキングを発表します。

調査結果によると、職場でムダだと思う業務の1位は「朝礼への参加」で、続いて「意味のない会議」、「必要性の低い資料作成」が上位にランクインしました。この結果から、多くの人が形式的な業務に対して否定的な意見を持っていることが浮き彫りになりました。

第1位: 朝礼への参加
朝礼への参加が最もムダだと感じられる理由は、内容がいつも同じで変化がないためです。出席すること自体が負担で、効率的に業務を開始できないことに不満を持つ声が多く聞かれます。これに対して、形式的な業務を見直す必要性が求められています。

第2位: 意味のない会議
続いて、意味のない会議がランクインしました。参加者の多くが会議の内容が重複しており、実際の業務改善につながらないと感じています。時間を浪費しているという意見が多く、会議の目的や進行方法の見直しが必要です。

第3位: 必要性の低い資料作成
必要性の低い資料作成が第3位に挙げられました。多くの社員が必要ない報告書や資料を作成する手間について不満を抱いています。目的や活用方法が不明な資料が多く、時間と労力の浪費に直結するとされています。

第4位: 紙資料の配布
デジタル化が進む中で、依然として紙資料を利用することに対する疑問が寄せられています。タブレットやスマホで代替可能な作業が多い中、紙を使うことが無駄だと感じる声が増えています。

第5位: 手書き資料の作成
手書きを求められる業務も多く、デジタルでの処理が可能な内容にも関わず、未だにアナログな方法が求められていることが報告されています。このような重複業務が、効率を下げているとされています。

今回の調査結果から、多くの働く人々が職場において形式的な業務に対して不満を感じていることが分かりました。ムダだと思われる業務は、業務改善のチャンスでもあると言えます。企業全体で改善を目指し、効率的な業務運営を行うことが求められています。

詳しくは「株式会社ライズ・スクウェア」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松