医師の“あったらいいな”を現実に！若手医師の負担を減らす業務効率化ツールが登場

医療現場は常に進化していますが、特に若手医師にとって、業務負担は大きな課題です。アプリ「MOTiCAN（モチカン）」は、この課題に対する革新的な解決策を提示し、評価を受けています。サービス開始から275日で登録ユーザー数が3,000人を突破したこのアプリの特徴を詳しく見ていきます。

「MOTiCAN」は、現役医師の経験を基に開発されたアプリです。特に内科専門医の受験要件である約150症例のレポート作成に要する膨大な時間に着目し、医師が本来の診療業務に集中できる環境を提供することを目指しています。北海道大学の調査によると、J-OSLERに必要な症例管理には平均して225時間が必要です。この課題を解決するために、MOTiCANは効率的な業務管理機能を提供します。

主な機能

1. タスク管理機能
医師が日々抱える複雑なタスクを管理するためのToDo機能を搭載。これにより、業務遅延リスクを低減し、患者への対応を円滑に行うことができます。タスクは匿名で管理され、プライバシーにも配慮されています。

2. カレンダー機能
ユーザーからのフィードバックをもとに改良されたカレンダー機能は、業務の計画性を高めます。医師が時間管理を行いやすくすることで、スケジュールの見える化が実現します3. J-OSLERを支援する症例管理機能
MOTiCANでは、医師が自らの症例情報を匿名化してデータベース化可能。この機能により、必要な症例や進捗状況を可視化し、レポート作成を効率化します。

4. 疾患note機能
医師が診療過程で得た知識を整理し、自らの「臨床教科書」を作成できます。経験に基づく知識が迅速に参照でき、質の高い医療の実践をサポートします。

5. AIによる血液検査データの整形
血液検査データを効率的に整形するAI機能により、レポート作成をスムーズに行います。個人情報に配慮した設計も評価されています。

MOTiCANが医師たちのリアルなニーズを的確に捉えた結果、ユーザー数が275日で3,000人を超えました。この成功は、医師目線の設計思想に基づき作られたアプリの実用性を証明するものです。今後も医師の声を真摯に受け止め、機能の改善と新機能の開発に取り組んでいきます。また、ヘルステック企業との連携を模索し、さらなる成長を目指します。

詳しくは「株式会社MedicalApp」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松