- 週間ランキング
2025年大阪・関西万博でクィーンズランド州のStralis Aircraftが秋田大学・秋田県立大学とMOUを締結。日本有数の試験場で水素電動航空機を世界に先駆けて実証へ!新時代の航空脱炭素化が今、動き出します。
2025年7月17日、EXPO 2025「オーストラリア館」にて、Stralis Aircraftと秋田大学/秋田県立大学電動化システム共同研究センターが覚書を締結しました。両者は水素電動航空機の共同試験・技術開発および人材育成で連携し、秋田県の先進的試験場を活用して2026年後半の初飛行実証を目指します。
Stralis社の水素電動システムは、従来の燃料電池機に比べて搭載重量が6分の1、バッテリー型機の10倍の航続距離を実現しつつ、運航コストは化石燃料機の半分という画期的性能を誇ります。この技術が秋田の高度な試験設備と組み合わさることで、脱炭素航空の実用化が大きく前進します。
覚書の締結にはクィーンズランド州政府の貿易・投資大臣ロズ・ベイツ議員も立ち会い、「これはクリーンテクノロジーと人材育成のための国際的な滑走路」とその意義を強調しました。今後は、産学連携による次世代エンジニア育成プログラムを通じて、2035年の脱炭素型旅客機商用化に向けた人材基盤づくりにも寄与していきます。
詳しくは「オーストラリアパビリオン PR事務局」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道