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近年、金融業界におけるデジタル化は急速に進展しています。この流れの中で、双方の強みを活かし、消費者にとって利便性の高い金融サービスを提供することを目的とした新たな資産運用サービス「Olive」が発表されました。本記事では、この三井住友フィナンシャルグループ、SMBC日興証券、三井住友銀行、SBIHD、SBI証券の業務提携背景や新サービスの概要について解説します。
提携の背景には、2020年4月に締結された戦略的資本業務提携に関する基本合意があります。これに基づき、個人向けに付加価値や利便性の高いサービスが提供されてきました。2021年には、クレジットカードを利用した投資信託購入の「つみたて投資サービス」が始まり、顧客のニーズに応える結果を出しています。
また、2023年には新たに導入された総合金融サービス「Olive」が570万人以上のユーザーに利用されている状況です。デジタル化の進展により、顧客は対面取引のみならず、オンラインでの相談やサービスを求める傾向が強まっています。このような背景の中、共同で新たな資産運用サービスを開発することが決定されました。
「Olive」は、口座、カード決済、ファイナンス、ネット証券、オンライン保険などの機能をシームレスに組み合わせた総合金融サービスです。その中で最高ランクの「Olive Infinite」が新設され、アップグレードされた決済サービスと資産運用サービスが提供されます。
特筆すべき点は、国内初の「Visa Infinite」を採用し、最大11万円相当の継続特典やSBI証券のカード積立による最大6%のポイント還元が用意されていることです。これにより顧客は、充実したキャッシュレス体験と共に資産運用の管理を行うことが可能になります。
「Olive Infinite」では、資産運用に関する新しいアプローチとして「フレキシブルコンサルティング」が提供され、AIチャットや有人コンサルティングを通じて24時間いつでも相談が可能です。顧客は自分に合ったアドバイザーを選択でき、個別対応が実施されます。
この新サービスは、単なる情報提供にとどまらず、顧客のニーズを把握し、最適な提案を行うことを目指しています。これによって、顧客は自らのライフスタイルに合わせた資産運用を行うことができます。新たな資産運用サービスの登場が、顧客にどのような便益をもたらすのか、注目が集まります。
詳しくは「三井住友カード株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松