求人倍率は過去最高、初任給も大幅アップ！高卒採用でいま何が起きているのか？

2026年卒の高卒採用市場が大きな変革を迎えています！求人倍率が過去最高を記録し、72%の企業が初任給の引き上げを決定。企業の採用意欲が高まる中、高校生の進路選択にも新たな波が押し寄せています。この変化は何を意味するのでしょうか？

高卒採用の変化を探る

新卒の高卒採用市場は、今まさに「売り手市場」。厚生労働省のデータによると、2026年4月の時点で求人倍率は驚異の4.1倍に達しました。これは、約12万人の求職者に対し、約50万人の求人があることを示しており、企業が高校生を欲していることが明らかです。

ジンジブが行った調査によると、36.2%の企業が2026年度の求人を「増やす」と回答しています。一方で、わずか3.3%の企業は求人を減らすと回答するに留まっています。これは企業間の人材争奪戦が激化することを意味しており、多くの企業が「若手人材の層を厚くする」との理由から高卒採用を重視しています。

加えて、72.1%の企業が初任給を引き上げる予定であることも、採用意欲の高さを物語っています。理由の一つには、物価上昇による生活支援が挙げられ、企業がいかに高校生を守ろうとしているかが伺えます。

さらに、企業の採用活動は単なる求人募集にとどまらず、「人的資本経営」として若手社員の定着やキャリア育成支援を重視するようになっています。これは、卒業後の生活支援や柔軟な働き方の提供を通じて、より良い労働環境を作るための取り組みです。

このような変化が続く中、高校生の進路選択にも明らかな影響が出ています。企業側は、高卒生に多くのチャンスを提供し、その結果多くの生徒が「就職」という選択を考えるようになっています。

ジンジブが展開する「おしごとフェア」などの職業体験イベントは、高校生の売り手市場に対抗するための一環として注目されており、今年も来場者数が急増しています。企業はより広範な採用戦略を採ることで、高卒採用の可能性を更に広げているのです。

詳しくは「ジンジブ」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部