株式会社wash-plusが、一般社団法人日本オムニチャネル協会が主催する「DXイノベーション大賞2024」で、ランドリー専用IoTシステム「Smart Laundry」においてベンチャー企業部門の最優秀賞を受賞しました。この賞は、業界の最前線での革新を表彰するものであり、wash-plusの技術力とビジョンが高く評価された結果となります。同賞は、多くの企業がエントリーする中、書類選考から厳しい審査を経て、最終的に数社がプレゼンテーションを行うことで判断されます。この競争において、wash-plusの高梨代表は約6分間にわたり「オリジナルIoTシステム『smart laundry』で導く新たな洗濯体験」と題したプレゼンを行い、革新的なアプローチを示しました。

「Smart Laundry」は、2017年に発表されたコインランドリー専用のIoTシステムで、顧客と店舗の機器を連動させることで、利用者利便性を大幅に向上させています。このシステムは、単なる洗濯機の操作だけでなく、洗濯から乾燥までの一連の流れをスマートフォンアプリを通じて管理できます。このような機能は、顧客や店舗オーナーにとって多くのメリットをもたらします。

顧客にとっての「Smart Laundry」のメリットは多岐にわたります。洗濯燥のコース選択やキャッシュレス決済、盗難対策などの機能は、利用者の体験をより安全で便利なものにしています。また、コース終了時に通知が届くため、待ち時間を気にすることなく他の作業を行うことが可能です。これにより、忙しいライフスタイルを送る顧客にも対応できるサービスが実現しています。

店舗オーナーにとっても、「Smart Laundry」は洗濯サービスの運営を効率化する重要なツールです。リモート操作によって、店舗の運営状況を把握し、必要な調整を行うことができます。また、キャッシュレス決済により釣り銭の管理が不要になり、空き時間を有効活用することが可能です。これにより、オーナーは経営の効率化とコスト削減を同時に実現できます。

wash-plusの「Smart Laundry」が受賞したことで、コインランドリー業界の未来はますます明るくなります。省人化やサステナビリティを追求したこのシステムは、今後も進化を続け、新たな洗濯体験を提供し続けることでしょう。業界の革新を象徴する存在として、wash-plusは今後も注目を集めていきます。

日本オムニチャネル協会では、今年度も企業の優れたDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを表彰し、その周知を通じて日本企業のさらなるイノベーション促進を目指して「DXイノベーション大賞2025」を開催することを発表しました。「DXイノベーション大賞2025」では、革新技術の導入にとどまらず、業界や組織の壁を超えた挑戦や全社一丸となった変革、さらには社会全体への影響を考慮したDX推進事例に光を当てます。エントリー期間は2025年6月20日から9月30日までとなっており、選考においては厳格な審査プロセスが設けられ、多くの企業が参加することが期待されています。

詳しくは「株式会社wash-plus」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 小松

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 洗濯の待ち時間も有効活用!「DXイノベーション大賞2024」最優秀賞を受賞した“進化し続けるランドリー”とは?