自己投資の新トレンドは生成AI？ 約6割が「有料でも学びたい」と回答

近年、生成AIのスキル習得が急速に価値を高めており、特にフリーランスの間でその傾向が顕著です。株式会社リモラボが行った調査によると、約6割のフリーランスが“有料でも学びたい”と回答しました。この状況を受け、生成AIのスキルが自己投資の対象となっている理由や、その背景を探ります。リモートワーク実践スクール「リモラボ」は、約1,000名のメンバーを対象に生成AIに関する学習実態調査を実施しました。その結果、フリーランスの方々が生成AIに対してどのように向き合っているのか、そしてその学習意欲の高まりの要因について明らかになりました。

調査によると、生成AIを日常的に活用しているユーザーの約6割がその活用に満足しています。特に「考えていたことがまとまり、わかりやすく言語化できるようになった」という声が57.6%を占め、思考の整理やアイデアの創出に寄与していることが示されています。これにより、フリーランスは業務効率の向上を実感しています。

約3人に1人が生成AIの有料プランを利用している現状が浮き彫りになった理由として、回数制限の解除やビジネス要件での利用必要性が挙げられます。このように、フリーランスにとって生成AIのスキルは今や必要不可欠な存在となっているのです。また、約6割が“自己投資を検討”しており、その背景には学習意欲の高まりが感じられます。

一方で、生成AI活用にあたっての課題も浮き彫りになりました。「情報の正確性不安」という声が43.5%に達し、信頼性に対する懸念が広がっています。また、「情報が多すぎて、何から学べばいいかわからない」という“情報疲れ”を経験しているユーザーが48.6%に上ります。このような状況を打破するため、効率的な学習資源のが求められています。

今後、フリーランスが学びたい内容としては「業務に活かせる具体的な活用方法・事例」が約70%を占め、特に実務に連動した応用スキルへの需要が高いことが分かりました。また、プロンプト設計やAIの使い方のコツなど、実践的なスキル習得への関心も寄せられています。

生成AIに対する学習意欲は今後も高まり続けると考えられます。リモラボは、フリーランスが必要なスキルを習得できる環境を提供し、女性のキャリア形成を支援し続けることに注力していきます。特に、実用的なコンテンツやコミュニティの活性化を通じて、フリーランスがより自由に働ける未来を共に築いていくことが期待されます。

詳しくは「株式会社リモラボ」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松