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2025年6月に実施された株式会社インディバースの調査によると、エンジニアの働き方には大きな変化が起こりつつあります。特に、フルリモート勤務から出社が義務付けられるという状況がエンジニアに与える影響は計り知れません。テクノロジーの進化とともに、働き方の自由度が高まる一方で、出社回帰の潮流がますます強まっています。本記事では、エンジニアの働き方に対する不安や、出社義務化に関する実態について詳しく見ていきます。
調査結果によると、「ハイブリッド型勤務(出社とリモートの組み合わせ)」が55.2%で最も多く、次いで「フルリモート勤務(30.7%)」、「フル出社勤務(14.1%)」という結果になりました。これは、エンジニアの働き方が多様化していることを示しており、フル出社勤務は一般的ではなくなってきています。フルリモート勤務では9割以上が満足と回答しており、特に「とても満足」とする回答が多く見られました。対するフル出社勤務では、3割以上が不満を抱えており、働き方の影響が大きいことがわかります。出社義務化がエンジニアのモチベーションや満足度に与える影響は、非常に大きいと言えるでしょう。
調査では、約7割のエンジニアが出社義務を経験していることが示されました。出社が義務付けられた際、多くのエンジニアは「仕方ない」と受け入れているものの、約20%は「仕事を続けられない」と感じています。出社義務がエンジニアの離職や転職を引き起こす可能性があることを示唆しています。出社に対する抵抗感の理由として「通勤が負担」「リモート勤務の生産性が高い」「ワークライフバランスが悪化する」などが挙げられています。エンジニアたちは、出社回帰の流れを「柔軟性がなく働きづらい」と感じていることが多いようです。
出社義務化が進む場合、エンジニアは「フリーランス化」「リモート勤務が一般的な職場への転職」「異業種転職」を検討する意向が強いことがわかりました。働き方の柔軟性がエンジニアにとって非常に重要であることを示しています。
詳しくは「株式会社インディバース」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 小松