銀座三越には、国籍や年齢を問わず幅広い顧客が日々来店しています。特に近年は「アートアクアリウム美術館 GINZA」や「免税カウンター」、「ロッカー」などの館内施設に対する経路の問い合わせが増加しています。しかし、2棟に分かれた館内構造により、口頭での案内が難しいという課題も抱えていました。そこで、デジタマップ・プラットフォーム「プラチナモール」を使用し、効率的な案内と顧客の買い物満足度向上を同時に実現するために、新たなデジタルフロアマップを導入しました。

新たに導入されたデジタルマップは、スマートフォンやデジタルサイネージを通じて簡単に利用できるようになりました。このデジタルフロアマップでは、来店客自身が店舗情報の表示や経路案内を行うことが可能です。手軽に確認できることで、顧客は迷わずに館内を巡り、より快適なショッピング体験を享受できるようになります。これにより、銀座三越は人にしかできないサービスに向けたリソースをさらに充実させることができます。

また、デジタルマップには自動翻訳機が搭載されており、固有名詞などの翻訳に関しても精度が向上しました。この機能により、国籍を問わずすべての来店客が自身のスマートフォンで表示したデジタルマップから簡単に店舗情報を検索できるようになりました。従来、スタッフに道順を尋ねていた部分がデジタル化されたことで、よりスムーズに館内を移動できます。

今回のデジタルマップ導入により、銀座三越は海外からの来店客を含む幅広い層に対して新たな利便性を提供し、一部案内所の無人化も達成しました。今後もデジタル化による案内業務の効率化と、サービスの質向上に向けた取り組みを進めていく考えです。ボールドライトはこのデジタルマップ・ソリューションをさらに広げ、多様な商業施設のDXを促進していきます。

詳しくは「ボールドライト株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 銀座三越が館内案内をデジタル化!11ヶ国語対応で世界中のお客様をサポート