「AIを使えない人材は採用しない」——。言語学習アプリのDuolingoやeコマース大手のShopifyなど、米国の先進企業がAI活用を社員に義務付ける「AIファースト」戦略を打ち出しました。業務の自動化や効率化を進める一方で、従業員やユーザーからは懸念の声も上がっています。AI時代の働き方に迫ります。

AI活用が必須スキルに

米国の複数の企業が、社員にAIツールの活用を義務付ける方針を打ち出しています。言語学習アプリのDuolingoでは、AIが対応可能な業務については契約社員の利用を停止し、AIスキルを採用条件に加えると発表しました。また、業務評価にもAIの活用が組み込まれる予定です。この方針に対しては、ユーザーから「人間の文脈理解が必要」といった批判が寄せられました。

eコマース大手のShopifyでは、全社員にAIツールの習得を求め、業務プロセスや評価制度にAIを組み込む方針を示しました。新たな人材の採用にあたっては、AIで代替できない理由を示す必要があるとしています。

クラウドストレージ企業のBoxも、AIを活用して業務の自動化を進め、社員の生産性向上を図る計画を明らかにしました。

これらの動きは、AIが職場での必須スキルとなりつつある現状を示しています。一方で、AIの過度な導入による品質低下や雇用不安を懸念する声もあり、企業にはバランスの取れた導入が求められています。

詳しくは「Duolingo」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 【AI未習得は採用不可】DuolingoやShopifyが「AIファースト」宣言、社員にAI活用を義務化