最近の調査で、ビジネスパーソンの多くが「仕事のやりがい」を求め続けていることが明らかになりました。しかし、実際にどのような理由でそのやりがいを感じられないのか、また、どうすればその状況を改善できるのかは、私たちが知っておくべき重要なテーマです。今回は、エン・ジャパン株式会社が実施した3,940人を対象とした「仕事のやりがい」に関する調査結果を通じて、職場環境の現状について深掘りしてみましょう。

エン・ジャパンは、さまざまな業界のビジネスパーソンに対して、仕事におけるやりがいの感じ方を探るためのアンケートを実施しました。この調査は、現代の労働市場におけるモチベーションや満足度の実態を把握するための貴重なデータとなります。

調査結果によると、95%の回答者が「仕事にやりがいは必要だ」と感じています。その理由の大半は「モチベーションがアップするから」であり、やりがいがビジネスパーソンにとって重要な要素であることが証明されています。やりがいは、労働生産性や業務へのコミットメントにも大きな影響を与えます。

興味深いことに、6割以上のビジネスパーソンが現在の仕事でやりがいを感じていない理由として、「頑張っても給与・役職が上がらないから」と「同じ仕事を繰り返しているから」が挙げられました。特に、給与や役職の向上に結びつかない努力は、多くの人々にとってモチベーションの低下につながるようです。

やりがいを感じる瞬間としては、「誰かの役に立っていると感じた時」や「ひとつの仕事をやり遂げた時」が挙げられます。これらは、仕事に対する自分の貢献を実感できる瞬間であり、多くのビジネスパーソンがこのような体験を求めていることが分かります。

調査に寄せられた具体的なエピソードからは、やりがいを感じられる瞬間がどのように訪れるのかが明らかになりました。例えば、顧客からの感謝の言葉や、チームの目標達成を通じて得られる達成感が、ビジネスパーソンの心を動かしていることが確認されています。

「やりがい」を感じられない職場環境の実態についての調査結果は、企業が注目すべき重要な要素です。ビジネスパーソンが充実した職務を遂行するためには、やりがいのある職場環境を整備し、個々の努力を適切に評価することが不可欠です。このような環境の中で、ビジネスパーソンはより高いモチベーションを持って業務に取り組むことができるのです。

詳しくは「エン・ジャパン」の公式ページまで。

レポート/DXマガジン編集部 熊谷

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 企業は見て見ぬフリ?95%が求める「仕事のやりがい」と感じられない現実とは