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最近、株式会社ecloreが行った調査によると、30代の検索行動に興味深い傾向が現れています。この調査は、2025年1月7日に行われたもので、150名の30代の男女を対象にしています。特に注目すべきポイントは、検索を行う時間帯と情報収集のスタイルです。
多くの30代が最も検索を行うのは「夜間(20時~23時)」であり、その割合は38.7%に達しています。この時間帯は、日中に忙しかった仕事や家事・育児が一段落し、スマホやパソコンでリラックスしながら情報を得る絶好の時間といえるでしょう。次いで多いのは「午後(14時~16時)」の16%で、比較的余裕のある時間帯に検索を行う層が一定数いることもわかりました。
また、検索を行う場所では、自宅が圧倒的に多く87.3%という結果が出ています。自宅であれば、落ち着いた環境の中でじっくり情報収集ができるため、特にこの時間帯に検索行動が活発になる要因と考えられます。しかし職場や外出先でも検索する人が一定数いることも無視できない事実です。
検索する情報のジャンルでは、最も多かったのが「趣味・娯楽」で54%という高い数字を示しています。仕事や日常生活に追われる30代が、限られた自由時間をどのように充実させるかに焦点を合わせて情報を収集していることがうかがえます。次に多かったのは「生活関連の情報(レシピなど)」で35.3%、続いて「ニュース・トレンド情報」が30.7%という結果からも、身近な関心事にスポットが当てられていることが明確です。
さらに検索キーワードの特色としては、シンプルな単語を使ったキーワードが41.3%を占め、忙しい30代が迅速に情報を得たいという意向が表れています。具体的なニーズを含むキーワードを利用する人も38%おり、多様な検索スタイルが反映されています。
このような情報を踏まえると、企業やメディアは30代向けに情報発信を行う際、夜間のアクセスを意識したコンテンツ制作や、検索結果における簡潔な情報提示がさらなる効果を期待できるでしょう。詳しくは『株式会社eclore』の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道