あいおいニッセイ同和損害保険はエネコートテクノロジーズと資本業務提携契約を締結しました。両社は、エネコートテクノロジーズが進めるペロブスカイト太陽電池の研究・開発において得たデータを活用し、用途に応じたリスクを分析することで、最適な保険商品やサービスの開発を進める予定です。

エネコートテクノロジーズは、京都大学との連携を強みとし、ペロブスカイト太陽電池の素材研究から製品化、販売まで一気通貫で行っています。トヨタ自動車と共同で開発を進めた4端子タンデム型太陽電池においては、30.4%という世界最高水準の変換効率を達成しています。

今回の提携により、ペロブスカイト太陽電池の用途拡大に伴う、自然災害や性能劣化などのリスクに対応する保険商品やサービスの提供を目指します。また、航空産業の知見を有する全日空商事と同様の考えを持つ企業とも連携し、衛星など他分野への応用も視野に入れて、安心して利用できる環境を早期に整えることを目指します。

出資実行日は2025年2月20日となり、エネコートテクノロジーズの募集する出資ラウンドに参加する形です。両社は、再生可能エネルギーの普及とカーボンニュートラルの実現に向けて、ペロブスカイト太陽電池を安全かつ安定して活用できる環境づくりに努めます。

レポート/DXマガジン編集部 折川

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 あいおいニッセイ同和損保が太陽電池開発会社と資本業務提携、保険面から太陽電池の普及を支援