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Textradeが運営するプログラミングスクール情報メディア「CloudInt」は、プログラミングスクールにおけるオンライン受講と教室通学の受講比率に関する調査結果を2024年10月8日に発表しました。調査の結果、プログラミングスクールの受講者のうち93.5%がオンラインで学習していることが明らかになり、オンライン受講が圧倒的に主流であることが確認されました(図1)。教室通学を選んだ受講者は6.5%にとどまり、オンライン学習の利便性が多くの人々に支持されていることが示されました。
オンライン受講の人気の理由として、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、好きな場所で学習できること、また通学に時間を取られずに済むことが大きな要因とされています。特に、地方在住者や忙しい社会人にとって、柔軟な学習環境は魅力的な選択肢となっているようです。オンライン学習でも、メンターによる個別指導やチャットでの質問対応、学習進捗の確認など、教室通学と同等のサポートが受けられることが安心材料となっており、挫折しにくい環境が整備されている点も評価されています。また、オンラインコミュニティを通じて他の受講生と情報共有や励まし合いができることも、学習のモチベーション維持につながっていると報告されています。
一方で、6.5%の受講者が選んだ教室通学は、対面での指導やリアルタイムのフィードバックが得られる点が大きなメリットとされています。集中して学習できる環境や、仲間とともに学ぶことでモチベーションを高められる点も、教室通学を選ぶ理由として挙げられています。質問に対する即時対応や、直接的なフィードバックを受けたいと考える受講者にとって、教室での学習が適しているという結果が示されました。
この調査は2024年5月3日から8月3日にかけて、10代から60代のプログラミングスクール受講経験者673人を対象に実施されました。調査主体は「CloudInt」であり、クラウドワークスやスクール運営企業との連携を通じて行われました。
執筆:熊谷仁樹