2026年卒、就活戦線が激化！過去最高の内々定率から読み解く就活の現状

2026年卒業予定の大学生たちが、早くも内々定を獲得する動きが見られています。株式会社学情の調査によると、2026年2月下旬の内々定率は54.3％に達し、前年と比較しても明らかな進展を示しています。この数字は、過去最高の水準であり、今後の就職活動における激しさを示唆しています。

内々定とは、企業から内定を出す前に学生に対して行う事前の合意であり、これを獲得することで学生は自信を持って就職活動を進めることができます。特にこの時期に内々定を獲得することは、学生たちの精神的な安定にも寄与し、他の企業との競争において優位に立つための重要な要素と言えるでしょう。

文理別で見ると、理系学生の内々定率は58.1％であり、早くも6割に迫る勢いです。それに対し文系学生も52.5％という結果で、いずれも前年同時期よりも大きな成長を遂げています。これらの数値は、特定の業界における需要の高まりや、企業の採用戦略が影響を与えていることを示唆しています。

なお、内々定を獲得した学生の中には、すでに就活を終了した割合が11.7％に達していますが、一方で「就職活動をしている」と応えた学生は83.8％に上ります。これは、内々定を得た後も慎重に活動を続ける姿勢を示しています。今後の採用広報の解禁を待つ学生たちにとって、引き続き情報収集と自己分析が重要となります。詳しくは「株式会社学情」の公式ページまで。

レポート／DXマガジン編集部海道