『おとなしい犬』に育てる方法5選 愛犬の性格はどのように決まるの?成犬でもしつけることは可能なの?
️『おとなしい犬』とはどんな性格を指すの?
「おとなしい犬を飼いたい」「できれば穏やかで飼いやすい犬に育てたい」と、犬をお迎えしたばかりの方ならば、一度はそんなことを考えたことがあるかもしれませんね。
そもそも「おとなしい犬」とは、どのような犬を指すのでしょうか。
一般的には、
- 無駄吠えが少ない
- 興奮しても落ち着きを取り戻しやすい
- 人やほかの犬に過度に反応しない
- 飼い主の声かけを聞ける
- 新しい環境でも比較的落ち着いて過ごせる
といった性格の犬をイメージする方が多いでしょう。
しかし、「おとなしい」性格と「臆病」な性格は同じではありません。
臆病な性格の犬にみられる「怖くて動けない」「刺激に反応できない」という状態ではなく、さまざまな刺激を受けても穏やかに落ち着いて行動できる性格こそ、暮らしやすさにつながります。
犬の性格はどのように決まるの?
犬の性格には遺伝的な要素だけでなく、幼少期の経験や生活環境、社会化、その他にもトレーニングなど、さまざまな要素が関係しています。特に子犬期の社会化は、その後のあらゆる刺激への反応に大きな影響を与えることでしょう。
また、「飼いやすい」と言われる犬種を迎えれば、必ずしもおとなしい性格になるわけでもありません。同じ犬種でも、1匹ずつ性格や得意不得意は異なることを覚えておきましょう。
️『おとなしい犬』に育てる方法5選
では、どのような状況でも落ち着いて穏やかに過ごすことができる『おとなしい犬』に育てるには、どのようなことを意識して育てるとよいのでしょうか。
1.子犬のうちからさまざまな経験をさせる
犬が知らないものに遭遇したとき、怖がったり興奮したりするのはごく自然な反応です。
少しずつ刺激に慣れさせるためにも、無理のない範囲で、
- 家族以外の人
- 他の犬
- 車や電車などの音
- 家の掃除機やドライヤー
- 初めて訪れる場所
- 動物病院やトリミングサロン
など、さまざまな経験を積ませてあげましょう。
大切なのは「怖がらせること」ではなく、「怖くない経験を積み重ねること」です。子犬期の社会化は特に重要とされていますが、成犬になってからも新しい経験を少しずつ増やしていくことで、刺激への耐性をつけることはできます。
2.落ち着いているときに褒める
犬が静かに座っている、飼い主のそばでリラックスしているなど、「落ち着いている状態」を見つけたら褒めてあげましょう。
こうした飼い主の接し方により、犬は「どんな行動をすると褒められるのか」を学習していきます。
興奮しているときに大きな声で叱るよりも、落ち着いている瞬間を見逃さず、「えらいね」「いい子だね」と穏やかに褒めることで、愛犬自身も穏やかな行動を取れるようになるでしょう。
3.基本的なしつけを身につける
「おすわり」「待て」「おいで」などの基本的なしつけも、犬が落ち着いて生活するために役立ちます。
たとえば、興奮したときに「おいで」「おすわり」などの声かけにより、冷静さを取り戻したり、安全な状態を確保することにつながるでしょう。
しつけは「言うことを聞かせる」ためだけに覚えさせるのではありません。飼い主とのコミュニケーションを増やし、犬が「どのように行動すればいいのか」を理解し、安心して生活するためのものでもあるのです。
4.犬が安心できる環境をつくる
犬がいつでも安心して休める環境を整えることも重要です。来客や大きな音、子どもとの遊びなどで刺激が多いときには、犬が自分から離れてゆっくり休めるスペースをつくってあげましょう。
十分な休息や運動、遊びの時間を確保し、愛犬が安心して過ごせる生活リズムを整えてあげることも、落ち着いた行動につながります。
5.愛犬の気持ちに寄り添い安心させる
「吠えないで!」「じっとして!」と叱り、無理やり静かにさせるだけでは、犬が抱えている不安や興奮そのものは解決しません。
たとえば、知らない人を怖がって吠えているのであれば、まずは愛犬が落ち着ける距離を保ってあげることが最優先です。
「怖いものを我慢させる」のではなく、「大丈夫だった」「飼い主といれば安心だった」という経験を少しずつ積み重ねていきましょう。
️成犬になってからでも『おとなしい犬』になれるの?
「うちの犬はもう成犬だから、今から性格を変えるのは無理かも……」と考える飼い主さんもいるでしょう。
結論からいうと、成犬になってからでも、新たに行動を学習したり、新しい環境に慣れたりすることは可能です。
ただし、子犬に比べると、これまでの経験や習慣が蓄積されているため、変化を促すには時間がかかるケースも多いでしょう。
成犬の場合は、いきなり苦手なことに慣れさせるのではなく、愛犬が落ち着いていられる範囲から少しずつ、根気強く練習することがポイントです。
強い恐怖や攻撃行動などがみられる場合には、無理に自宅だけで解決しようとせず、獣医師や犬の行動に詳しいドッグトレーナーに相談してください。
成犬でも、良い経験を積み重ねることで、少しずつではありますが、新しい環境や刺激への反応に変化をもたらすことができますよ。
️まとめ
おとなしい犬に育てるために大切なのは、犬の性格を無理に変えることではありません。犬種による傾向や生まれ持った性格を理解した上で、今回紹介したことを意識してみましょう。
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