『大型犬』が短命だと言われている理由3選 少しでも長生きしてもらうために日頃からすべき健康管理とは?
なぜ?大型犬が短命な理由
大型犬の平均寿命は小型犬の半分
アニコム損保が発表している家庭どうぶつ白書2025によると、小型犬の代表格であるトイ・プードルの平均寿命が15.3歳であるのに対し、大型犬のラブラドール・レトリバーでは12.7歳、バーニーズ・マウンテン・ドッグに至っては8.4歳と、小型犬のほぼ半分という結果が出ています。
犬は『ゾウとネズミ』の理論に当てはまらない
ゾウの寿命が60年を超えるのに対し、ネズミの寿命はわずか数年です。このように一般的に生物学では体が大きいほど寿命が長く、小さくなるほど寿命が短いとされています。
しかし犬ではこの常識が通用しないどころか、全く逆の現象が起きています。なぜ大型犬の寿命はこんなにも短いのでしょうか。
成長が急激すぎるから
小型犬であっても大型犬であっても生まれたばかりのパピーの頃の大きさはそこまで変わりません。しかし成犬となった1歳の頃の体格を比較するとその違いは歴然でしょう。
そう考えると、成犬に至るまでの1年ほどでの大型犬の成長速度は目を見張るものがあります。これほどの成長を遂げるためには急激な速度で細胞分裂を行わなければならず、その過程で細胞に損傷が生じた結果、老化が速くなると考えられています。
成長ホルモンが影響するから
この成長速度には「IGF-1因子」という成長ホルモンが大きく関係しているということが近年の研究でわかってきました。
IGF-1因子の分泌量が多いと生物は加齢が進みやすいとされていますが、大型犬は遺伝的変異からIGF-1因子が多くなり、寿命を縮めているという説があります。
心臓をはじめとする臓器への負担が大きいから
実は大型犬も小型犬も心臓の大きさにはそれほど差がありません。変わらない大きさの心臓で何十倍も大きな体に血を送り続けなければならないと考えたら、心臓の負担の大きさは想像を絶します。
このように大型犬は体の大きさに対して内臓の比率がとても小さいため、結果として内臓を酷使してしまっていることから寿命が短いとも考えられています。
1分1秒でも長く!愛犬を長生きさせるための健康管理
ライフステージや体調にあった食事を与える
どんな犬でも同じですが、特に大型犬の場合には食事管理と体重管理が重要です。大型犬の肥満は内臓や関節に大きな負担をかけてしまうからです。ライフステージに合った食事を適切量与えることで栄養バランスとカロリーバランスを上手にコントロールしましょう。
毎日の必要運動量を満たす
大型犬は小型犬に比べて必要運動量が多いのは周知の事実ですが、この必要運動量をしっかり満たしてあげないと、肥満になって将来的に体への負担を増やしてしまうだけでなく、ストレスを抱え込むことにもなってしまいます。
大型犬の運動量にしっかり付き合う覚悟が大切です。
定期健康診断を受ける
犬は体の不調があっても言葉で訴えることができません。それどころか野生の本能から不調をギリギリまで隠そうとする傾向があります。病気の早期発見・早期治療のためにも、ドッグドックや定期的な健康診断を受診することを強くおすすめします。
まとめ
大型犬は体が大きいだけに存在感も大きく、お別れしたときの喪失感も強くなりがちです。
大型犬の寿命にIGF-1因子が関係しているとご紹介しましたが、近年ではこのIGF-1因子に作用して犬の寿命を延ばすという夢のような薬の開発も進められています。愛犬の体の大きさに関わらず長く一緒に過ごすことのできる未来が来ることを望んでやみません。
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