犬が人の髪を食べてしまう心理4選 誤食が引き起こす危険な症状や止めさせる方法まで
犬が人の髪を食べてしまう心理4選
床に落ちている髪の毛を食べたり、じゃれ合いの中で髪の毛を噛んでくる犬は多いもの。この不可解な行動には、どのような理由が隠されているのでしょうか。
1.遊びや好奇心
犬が人の髪を食べてしまう大きな理由は、遊びの延長です。ゆらゆらと変幻自在に揺れる髪の毛は犬にとって格好のおもちゃ。大好きな飼い主さんのにおいがすることもあり犬の興味を引きます。
抱っこされたときに、目の前で揺れる髪の毛に好奇心から噛みついてしまうことも。「イタッ!」と大きな声を出すとさらに犬の興奮を誘います。飼い主さんが反応してくれたことが嬉しくなり、何度も繰り返すようになってしまいます。
2.においチェック
わたしたちの髪には、汗や皮脂、シャンプーや整髪料などさまざまなにおいがついています。嗅覚の優れている犬は「なんのにおいだろう?」と情報収集をしようと、髪の毛に顔を寄せることも。食事をした際のいいにおいに惹かれてクンクンと鼻を動かすこともあるようです。
床などに髪の毛と一緒に絡まっている物の匂いに興味を持つ場合もあります。それをチェックするため舐めているうちに、誤って食べてしまうこともあるかもしれません。
3.栄養不足
犬が人の髪を食べてしまう理由に、食事量が足りていない、栄養バランスが崩れているといった栄養管理の問題が隠れていることも。亜鉛や鉄分などのミネラルが不足すると、味覚や本能が乱れ、髪の毛や土といった異物を食べる行動を引き起こしやすくなります。
ほかにもダイエット目的で食事量を極端に減らしたり、手作り食のバランスが悪いと、飢餓状態から目の前にある髪の毛を食べて満たそうとすることがあります。
4.退屈やストレス
犬はストレスが溜まったり、刺激の少ない生活を繰り返していると、人の髪の毛を執拗に噛む・食べるといった行動に出ることがあります。環境の変化や、留守番の長さ、運動不足などストレスの理由はさまざまです。
わたしたちもストレスを抱えると、爪を噛んだり貧乏ゆすりをするなど無意識の行動をとります。この行為は犬も同様で無意識のうちに髪の毛を食べることでストレスを回避しようとしているのです。
愛犬が髪を食べてしまう…止めさせる方法とは?
犬が髪の毛を飲み込んでしまっても、少量であれば便と一緒に排泄されることも多いでしょう。ただ、髪の毛は消化されないため量が多いと腸閉塞を引き起こし、手術が必要になるケースも。また、髪の毛に付着していた整髪料により中毒が起こる危険性もあります。
このように、犬が髪の毛を食べてしまうことにはリスクが伴います。では、止めさせる方法はあるのでしょうか?ポイントは「物理的に食べられない環境づくり」と「食べたときのしつけ方」そして「根本的なストレスを解消する」ことです。
まず、すぐにできる環境づくりとして、こまめな掃除を徹底しましょう。洗面所などは立ち入らないように柵を設置することで、愛犬の口に髪の毛が入らない環境を作り出します。
と同時にしつけも行う必要があります。髪を噛まれたときに過度なリアクションを取ることはNGです。「構ってくれた」「遊んでくれた」と勘違いし、噛む行為はおさまりません。スッとその場を離れるなど完全に無視してください。
髪の毛を食べる行為の裏にはストレスが隠れている場合もあります。運動不足なのか、スキンシップ不足なのか…理由を探りながら対処していくしかありません。日常の中で愛犬をよく観察し、焦らずに取り組んでいきましょう。
まとめ
髪の毛の一本くらい…そう思ってしまうかもしれませんが、積み重なると腸閉塞や整髪料による中毒も引き起こす可能性がある危険なもの。なぜ食べてしまうのか、原因をひとつひとつ探っていく必要があります。
ストレスが原因の場合は、飼い主さんだけでの解決が難しいことも多いため、専門医に診てもらうことをおすすめします。
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