犬のくしゃみが止まらない原因5つ




犬のくしゃみが1〜2回で終わるのではなく、連発して止まらないときは主に以下の5つの原因が考えられます。


1.アレルギーや刺激臭によるもの



人間と同様に、犬もアレルゲンに反応して連発したくしゃみを起こすことがあります。主なアレルゲンとして挙げられるのは花粉、ハウスダスト、ダニ、カビです。



アレルゲン以外にも、タバコの煙、香水、消臭スプレー、柔軟剤、アロマオイルなどの刺激物質に反応を示すことも多いです。異変を感じた場合は、家の中や散歩に出た直後、春先や秋など、どのタイミングでくしゃみを連発するのかをよく確認しましょう。


2.感染症や細菌




犬のくしゃみが連発する原因として、ウイルスやカビによる感染により炎症を起こしていることも考えられます。代表的なものとして、「ケンネルコフ(犬伝染性気管支炎)」があります。



ケンネルコフの場合は、激しいくしゃみ以外にも「コンコン」と何かが詰まったような乾いた咳を見せることが多いです。ほかにも、鼻の粘膜にカビが感染してしまう「アスペルギルス」になると、鼻水やくしゃみが止まらなくなります。


3.異物混入



ほこりが鼻に入ったときなどに1〜2回くしゃみをすることはありますが、連発する場合は異物混入も疑われます。散歩中に草むらや地面のニオイを嗅いでいる中で、鼻の中に小さな植物や虫、細かいゴミが入り込んでしまう犬も多いです。



鼻腔内に異物が入るとくしゃみが止まらなくなり、前足でしきりに鼻をこすりつけるような仕草を見せたりします。異物により鼻腔内が傷つくこともあり、片方の鼻から鼻血が出ることもあるので注意が必要です。


4.腫瘍やポリープ




鼻腔内に腫瘍やポリープができると空気の通り道が圧迫され、くしゃみが止まらなくなります。



慢性的なくしゃみから「何らかのアレルギーなのかも」と勘違いしやすいですが、進行すると片方の鼻穴から黄色い鼻水や血が混じった鼻水が出るようになり、顔の形が左右非対称に変形してしまうケースも多いため、早期発見が求められます。


5.歯のトラブル



あまりピンと来ないかもしれませんが、歯のトラブルからくしゃみが出ることもあります。とくにシニア犬に多く見られるのは、歯周病によるくしゃみです。



歯周病が悪化すると歯の根元にある骨が溶けて、鼻の中と口の中が貫通してしまう「口鼻腔瘻(こうびくうろう)」という状態を引き起こします。これにより歯周病菌や食べかすが鼻に入り込んでしまい、激しいくしゃみが出る原因となってしまうのです。



慢性的なくしゃみや鼻水以外にも、きつい口臭が見られるようになるのがこの病気の特徴です。


病気の判断方法や受診のタイミング




愛犬のくしゃみに気づいたとき、様子見か受診をすべきか迷うこともありますよね。ここでは、病院を受診すべきタイミングについて解説します。


頻度が増えた場合



まずはくしゃみの頻度や出方を観察しましょう。「たまに1〜2回ほどする」という程度で、愛犬も元気そうなら様子見で問題ありません。



「1日に何度も連発する」「日を追うごとに増えてきた」という場合は、病気が潜んでいる可能性があるので、早めに動物病院を受診しましょう。



なお、わざとくしゃみをしているように見えるのは、「カーミングシグナル」である可能性があります。不安や緊張を感じたときに「クシュン!」とくしゃみをして気持ちを落ち着かせているのかもしれません。



また、息を吸い込みながら「ブー」と音を出すのは「逆くしゃみ」と呼ばれるものです。これは一時的な生理現象であることが多く、すぐに音が収まり、本人が元気そうであれば過度に心配する必要はないでしょう。


鼻水に異変




くしゃみと同時に出る鼻水は、病気の有無を確かめる手がかりになります。透明な鼻水は、アレルギーや生理的な刺激の可能性があります。



ドロッとした黄色や緑色の鼻水は、細菌感染や歯周病、蓄膿症を疑ってみてください。ピンク色や赤色の血が混じった鼻水が出るのは、鼻腔内の傷や腫瘍、重度の炎症などが疑われます。



いずれにしても、くしゃみと鼻水が止まらない場合は自己判断をせずに、一度動物病院を受診するようにしてください。


くしゃみ以外に症状がある



くしゃみだけを見て「ただの花粉症かな」などと軽視せず、ほかにも症状が見られる場合は早めに動物病院を受診してください。とくに元気がなく食欲がない、発熱がある、咳が出ている、目ヤニが多い、顔や鼻周りに異変があり気にしている場合などは、何らかの病気が疑われます。


まとめ




犬がくしゃみをする原因はさまざまですが、連発する場合は何らかの病気が隠れている可能性が高いです。愛犬本人が元気そうでも違和感がある場合は、一度動物病院を受診するようにしましょう。



普段とは違う仕草が見られる場合は、動画で記録をしておくと受診する際に役立ちます。



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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 犬の『くしゃみが止まらない』原因5つ 病気かどうかを判断する方法や受診のタイミングまで 」