犬は『野菜ジュース』を飲んでも大丈夫?市販のモノは危険?誤って摂取した場合のリスクまで
犬は野菜ジュースを飲んでも大丈夫?
飼い主が野菜ジュースを飲んでいるとき、愛犬がほしがれば、ちょっとだけ飲ませてあげたくなることがあるのではないでしょうか。
基本的には、犬に野菜ジュースを積極的に与える必要はありません。犬は普段食べているドッグフードから必要な栄養素の全てを摂取しています。
野菜そのものが悪いということではなく、犬にも食べられる野菜はありますし、サツマイモ・キャベツ・きゅうり・トマト・かぼちゃ・ブロッコリーなど、犬が好む野菜も多くあります。
しかし、「市販の野菜ジュース」には、犬が摂取する必要のない野菜や成分が含まれていたり、犬にとって危険な野菜や成分が含まれていたりすることがあるため、注意しなければなりません。
犬に市販の野菜ジュースは危険?
市販の野菜ジュースを与える際は、まず原材料表示を必ず確認してください。
- タマネギ・ニラ・にんにく: 有機チオ硫酸化合物などが赤血球を破壊し、急性貧血(溶血性貧血)を引き起こす
- アボカド: 含まれるペルシンにより、嘔吐や下痢などの中毒症状を起こす恐れがある
- アロエ: 外皮などに含まれるバルバロインが激しい下痢や消化不良を招く
これらは犬に与えてはいけない代表的な食材です。一般的な野菜ジュースに頻繁に含まれるわけではありませんが、ブレンド製品やスープ系ジュースなどに微量でも含まれている可能性があるため、事前の確認が欠かせません。
- 砂糖
- 果糖ぶどう糖液糖
- 食塩
このような原材料や添加物が多く含まれる市販の野菜ジュースは、犬に健康被害をもたらす恐れがあります。
また、市販の野菜ジュースは、カリウム・カルシウム・鉄・マグネシウム・葉酸・ビタミンK・リコピン・βカロテンなど、多くのミネラルやビタミンを含んでいます。
摂り過ぎると、犬に健康被害をもたらしたり、持病を悪化させたりする恐れがあります。
手作りの野菜ジュースなら大丈夫?
犬が食べてはいけない野菜や食材を一切含まず、飼い主が自分のために手作りした野菜ジュースを愛犬がほんの一口舐める程度であれば問題ないでしょう。
しかし、わざわざ愛犬のために手作りの野菜ジュースを作らなければならないほど、犬は野菜から栄養素を摂取しなければならない状況にありません。
犬が安全に食べることができる野菜であり、愛犬が大好物としている野菜があるのであれば、ドッグフードにトッピングとして少量、おやつとして少量を与える程度であれば問題ないでしょう。
犬が誤って野菜ジュースを飲んでしまった場合のリスク
少量であれば過度な心配はいりませんが、大量に飲んでしまった場合では、健康被害をもたらす恐れがあります。
たまねぎが含まれる野菜ジュースであった場合では、たまねぎに含まれる成分が赤血球を傷つけ、重度の貧血を引き起こす恐れがあります。
糖分や塩分の多い野菜ジュースを飲んでしまった場合では、消化器官に負担がかかり、嘔吐や軟便や下痢を引き起こす恐れがあります。
愛犬が誤って野菜ジュースを飲んでしまったときは、早めに獣医師に相談しましょう。市販の野菜ジュースであれば、パッケージに表示されている原材料や栄養成分を写真に撮って見せるとよいでしょう。
まとめ
犬が食べてはいけない野菜や食材を一切含んでいないのであれば、犬が野菜ジュースを飲んでも大丈夫ですが、愛犬の健康や寿命を重視する上で、野菜ジュースを飲ませる必要性はありません。
愛犬が飼い主の野菜ジュースを誤って飲んでしまったときは、犬にとって危険な野菜や原材料が含まれていないかどうかを確認しましょう。
心配される場合には、野菜ジュースに含まれる原材料や栄養素を確認し、動物病院で診てもらうときには「どれくらいの量を飲んだのか」を獣医師に伝えましょう。
市販の野菜ジュースには、犬が食べると危険な果物や食材を含むものもありますので、基本的には飲ませないように、誤飲させないように注意しましょう。
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