犬の「留守番」は何時間まで大丈夫?




犬がひとりで安全に過ごせる時間には限界があります。健康な成犬の場合、お留守番の限界は一般的に6時間から8時間程度とされています。



しかし、体が未発達な子犬や、体力が衰えたシニア犬の場合は、おしっこの間隔が短いため2時間から4時間ほどが目安となるので注意しましょう。



また、犬は人間の言葉や時計による時間概念を持たないため、見通しの立たない長時間の放置は強い不安や退屈を感じやすくなります。愛犬の年齢や性格に合わせて、無理のない時間を設定することが大切です。


長時間ひとりでお留守番させる危険性とデメリット



体調不良やケガのリスク



留守番が長くなると、室内での思わぬ事故や急な体調不良に対応できなくなります。特に高いところから飛び降りてケガをしたり、落ちているものを誤って飲み込んでしまったりする危険があります。



また、夏の暑さや冬の寒さによって室温が急激に変化した場合、熱中症や低体温症を引き起こし、最悪の場合は命に関わることもあります。



飼い主の目が届かない時間が長いほど、こうしたトラブルを発見して病院へ連れて行くのが遅れてしまうという大きなリスクがあることを覚えておきましょう。


心のストレスと問題行動



犬はもともと集団で暮らす動物なので、長い時間ひとりにされると強い孤独感や不安を感じます。このストレスが限界を超えると「分離不安症」という心の病気になってしまうことがあります。



具体的には、飼い主がいない間に大きな声で吠え続けたり、部屋の壁や家具をボロボロに噛みちぎったりするようになります。さらに、自分の手足を血が出るまで舐め続けてしまうなど、自分の体を傷つける行動に出ることもあるため、心のケアは無視できません。


トイレの我慢による病気



決められたシーツの上でしかおしっこができない犬の場合、お留守番が長くなるとトイレを限界まで我慢してしまうことがあります。特に室内を汚したくないという綺麗好きな犬ほど、飼い主が帰ってくるまで健気に耐えてしまうこともあります。



しかし、おしっこを長い時間お腹の中に溜め込んだままにすると、膀胱の中で細菌が繁殖しやすくなり、「膀胱炎」や「尿路結石」といった病気の原因になります。これらは強い痛みを伴うため、犬にとって大きな負担となります。


どうしても留守番が長くなるときの対策




仕事などの都合でお留守番が長くなってしまうときは、事前の準備が欠かせません。まず、エアコンをつけて部屋を1年中快適な温度に保ち、刃物や薬など危険なものは鍵付きの引き出しに片付けます。



次に、退屈からくるストレスを減らすために、中にフードを詰めて長時間遊べる知育おもちゃを用意してあげましょう。



また、スマートフォンのアプリで室内の様子を確認できる「見守りカメラ」を設置したり、どうしても夜遅くなるときはペットシッターなどのプロに頼んで途中で様子を見てもらうのもおすすめです。


帰宅後に飼い主がするべきこと



たくさん褒めて愛情を伝える



家に帰ってきたら、まずはひとりで静かに待つことができた愛犬をたくさん褒めてあげてください。飼い主が帰ってきた嬉しさで犬が大興奮して飛びついてくることがありますが、このときは一度落ち着かせ、座らせてから優しく声をかけて撫でてあげましょう。



お留守番が終わると必ず飼い主が帰ってきて、自分をたくさん可愛がってくれるという安心感を繰り返し与えることで、犬は次の留守番も不安がらずに待つことができるようになりますよ。


スキンシップと散歩



長い留守番のあとは、犬の体に溜まったストレスとエネルギーを発散させてあげる必要があります。



お留守番のせいで運動不足になっていることが多いため、帰宅後はいつもより少し長めに散歩へ連れて行ってあげると良いでしょう。外の空気を吸わせたり、他の匂いを嗅がせたりすることは脳への良い刺激になります。



また、お家の中でもお気に入りのおもちゃを使って一緒に引っ張り合いっこをするなど、密なコミュニケーションをとって寂しさを吹き飛ばしてあげましょう。


愛犬の様子をチェックする



飼い主が帰宅した喜びで犬が元気そうに見えても、必ず体調に異変がないか細かく確認してください。



まずはトイレの跡を見て、下痢をしていないか、おしっこの色は正常かを確認します。さらに、用意しておいたお水やご飯が減っているか、部屋の中に何かをかじった跡や吐いた形跡がないかもチェックしてください。



体を優しく触りながら、どこかを痛がったり痒がったりしていないかを見ることで、留守中の隠れたケガや病気のサインに素早く気づくことができます。


まとめ




犬のお留守番は成犬で6〜8時間が限界であり、長すぎると怪我や病気、心のストレスを引き起こす危険があります。



どうしても留守にするときは、快適な室温管理や便利グッズを活用し、帰宅後はたくさん褒めて散歩などで寂しさを解消してあげましょう。



愛犬の体と心を第一に考え、無理のない計画を立てることが大切です。



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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 犬の『留守番』が長すぎるとどうなる?何時間まで大丈夫?長時間ひとりにさせる危険性とは