犬の『おなら』が臭い理由3つ ニオイがキツくなってしまう原因や病気の可能性まで
犬のおならが臭い理由3つ
犬も人間と同様におならをする生き物ですが、健康な状態であればそれほど強いニオイはしません。食べるときに空気を多く飲み込みやすい短頭種や、早食いのクセがある犬はおならが出やすい傾向がありますが、さほど気に留めない程度のニオイであるのが一般的です。
しかし、愛犬のおならが異様に「クサい!」と感じたときは「単なるおなら」と見過ごさずに、原因を究明してみてください。まずは犬のおならが臭くなる、主な3つの理由を見ていきましょう。
1.食事内容
犬のおならに直接的な影響を与えるのが食事です。もともと肉や魚などのタンパク質を含むドッグフードを摂取する犬は、おならが臭くなりやすい傾向があります。
タンパク質が腸内で分解される際に発生する、メタンや硫化水素などがニオイの元です。もし急にニオイが強烈なものに変わった場合は、消化不良を引き起こしている可能性があります。
愛犬の体質に合わないフードやジャーキーなどのおやつの与えすぎなどが、 強いニオイの原因かもしれません。
2.腸内環境の乱れ
おならの成分の多くは口から吸い込んだ空気であり、残りの数パーセントは腸内細菌が作ったガスです。犬の腸内にも善玉菌と悪玉菌が存在しており、バランスが崩れて悪玉菌が増えるとニオイが強くなる傾向があります。
腸内環境が乱れる原因は食事内容のほか、ストレスや加齢も挙げられます。腸内細菌のバランスや消化能力には個体差があるため、原因が究明しにくいケースもあるでしょう。
気になる場合は環境の変化による自律神経の乱れ、老化による胃腸の働きの低下など、さまざまな原因を考えてみてください。
3.病気の可能性
犬のおならのニオイがキツいときに、見逃せないのが病気の可能性です。腸の病気になると、ニオイや便、体調に異変が生じるため注意深く観察しましょう。
例えば、回虫やジアルジアなどによる「寄生虫の感染」、腸に慢性の炎症が起こる「炎症性腸疾患(IBD)」、膵臓からの消化酵素が不足する「膵外分泌不全(EPI)」などにかかると、生臭いニオイや腐敗臭が出やすくなります。
ほかにも、胃腸に腫瘍ができる「消化管腫瘍」、膀胱や腸が脱出する「会陰ヘルニア」、腸の動きが止まる「イレウス」などさまざまな病気も考えられます。
病院へ連れて行くべき目安
もし愛犬のおならが臭く、以下のような異変を伴う場合は早めに動物病院を受診してください。中には一刻を争う危険な状態である場合もあります。
腹部が張っている
愛犬のお腹が、いつもより張っている場合は厳重な注意が必要です。腸内に大量のガスが溜まると「ハアハア」と息を荒くしたり、落ち着きなく歩き回ったりします。
大型犬に多く見られる「胃拡張・胃捻転症候群」は、消化管が詰まってねじれてしまう命に関わる緊急疾患です。腸の病気以外にも、緊急を要するケースが多くあります。
「食べ過ぎ」や「便秘」などと見過ごさずに、すぐに動物病院に駆け込む必要があります。
嘔吐や下痢がある
強烈なおならと同時に、下痢や嘔吐を繰り返す場合も要注意です。一時的な食べ過ぎではないと感じるときは、「ウイルスや細菌への感染」、あるいは「急性胃腸炎」、誤飲誤食などによる「腸閉塞」を疑いましょう。
脱水症状に陥ると、子犬やシニア犬は命に関わることがあります。便に異変がある場合は、実物を持って行った方がよい場合も多いです。
明らかに元気がない
おならのニオイがキツくなり、それと同時に「元気がない」と感じるときも危険なサインです。いつもなら喜ぶ散歩やご飯を拒否する、声をかけても尻尾を振らない…といった行動がある場合は、早急に動物病院に相談しましょう。
もしかすると、お腹に強い痛みを感じているのかもしれません。キツいおならの頻度が上がり、少しでも「元気がない」と感じる場合は、迷わず診察を受けてください。
体重減少がみられる
おならのニオイが臭くなったと感じるばかりか、愛犬が「痩せてきた」というときも注意しましょう。何らかの病気により栄養を吸収できずに、排出されてしまっている可能性があります。
「ご飯を食べているから大丈夫」「シニア犬だから仕方ない」などと安易に考えずに、病気の可能性がないか詳しい検査を受ける必要があるでしょう。
まとめ
犬のおならは腸内の状況が反映しやすく、思わぬ病気が隠れているケースがあります。日ごろから頻繁におならをする犬は発見しにくいかもしれません。
しかし、おなら以外の異変の気づきにより、病気の早期発見につながることは多いです。愛犬の健康維持のために、食事や生活習慣の見直し、腸内環境のチェックも行ってみてください。
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