犬が暑すぎてキツイときのサイン

高温多湿の環境は、犬にとって命の危険につながることがあります。人間のように汗をかいて体温を調節することが苦手な犬は、暑さで体内の水分や電解質のバランスを崩し、脱水症や熱中症になるリスクが高まります。

「暑すぎてキツイ」と愛犬がサインを出している時は、一刻も早い対応が必要です。ここでは、犬が暑さを感じているときの代表的なサインと、飼い主さんが取るべき行動を解説します。

1.よだれが垂れるほどの激しいパンティング

舌をだらりと垂らし、口からよだれがポタポタと垂れるほどの激しいパンティングは、体が熱を放出しようと必死になっているサインです。

犬は唾液を蒸発させることで気化熱を発生させ、体温を下げようとします。この行動が長く続く場合は、体が限界に近づいている証拠です。

ドッグランなどの外で遊んでいる最中によだれが垂れるほどの激しいパンティングをしているときは、今すぐに日陰に移動してください。

近くに自動販売機やコンビニがあれば、冷たいお水を買ってきてください。犬のワキの下や太ももの間に当ててあげることで、体温を下げることができます。

冷たいお水を飲ませてもOKです。冷たすぎると、胃を刺激しすぎてしまうこともありますので、お持ちであれば、常温のお水と冷たいお水を半分ずつくらい混ぜて飲ませてあげると良いでしょう。

2.一度に大量のお水を飲む

犬が一度に大量のお水を飲むのは、暑すぎてキツイときのサインです。

汗や唾液を蒸発させることだけでは、早急に体温を下げることはできません。一度に大量のお水を飲むことで、できるだけ早く体温を下げたいのでしょう。

暑すぎて、冷たいものを欲しているのかもしれませんし、喉が渇いてしまっているのかもしれません。

過剰に水分を摂取すると、犬が水中毒を引き起こしてしまう恐れがあります。水中毒とは、体の中のナトリウム濃度が著しく低下してしまい、脱水症状になってしまう状態のことです。

犬の体液に近いイオンバランス飲料がありますので、お水の過剰摂取や脱水症状を心配される場合には、お水よりもイオンバランス飲料を飲ませてあげましょう。

夏のお散歩の後に飲ませてあげるのもおすすめの飲料です。人間用ではなく、必ずペット用を飲ませてください。

3.部屋をウロウロと歩き回る

犬が落ち着かず、部屋の中をウロウロと歩き回っている場合も、暑さでつらいと感じているサインかもしれません。

冷たい床を探しているうちに、自分の体温で床が温まってしまうと、また別の冷たい場所を探し始めます。パンティングをしながら落ち着かない様子でウロウロしている時は、座っていることすらキツイ状態です。

「ここを開けて!」と、ドアを手でカリカリするなどし、部屋を出て行きたがることもあります。

外気温が40℃近くにもなる猛暑日は、冷房をつけている部屋の温度も上がりやすいです。室内温度計で、こまめに温度と湿度をチェックしましょう。

温度は20℃前後、湿度は40%くらいに保ってあげると過ごしやすいです。

愛犬の犬種や年齢や健康状態によって、快適だと感じる温度や湿度には違いがありますので、愛犬に合わせて調節しましょう。

まとめ

犬が暑すぎてキツイときのサインを3つ解説しました。

  • よだれが垂れるほどの激しいパンティング
  • 一度に大量のお水を飲む
  • 部屋をウロウロと歩き回る

これらのサインに加えて、嘔吐や下痢といった症状が見られる場合は、熱中症の疑いがあります。一刻も早く動物病院へ連絡し、体を冷やしながら向かいましょう。


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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 犬が『暑すぎてキツイ』ときのサイン3つ 注意が必要な症状から正しい対処法まで