愛犬が素っ気ない態度を見せるときの心理

1.安心して落ち着いている

愛犬が素っ気ない態度を見せるのは、安心して落ち着いているからです。

飼い主に呼ばれたとき、少しだけしっぽを振って応えたり、チラッと目を向けて応えたり、耳をピクッと動かして反応してくれるなどすることがあります。

しかし、「おいで」には応えてくれないことがあり、“いつもすぐに来てくれるのにな…”と、素っ気ない態度のように感じられるかもしれません。

呼んでも来てくれないのは、その場で落ち着いてくつろいでいるからです。ケージやベッド、お気に入りの場所でくつろいでいるときは、無理に呼んだり構ったりせずにいましょう。

2.もう十分に構ってもらって満足した

愛犬が素っ気ない態度を見せるのは、もう十分に構ってもらって満足したからです。

お散歩に行って帰ってきてとき、おもちゃで遊んで疲れきったとき、「十分に楽しんだし満足しているよ」と、素っ気ない態度を見せることがあります。

“何でだよ!もっとお散歩したいのに!もっと遊んでほしいのに!”と、駄々をこねて騒がれるよりも、飼い主としては気持ちが楽なのではないでしょうか。

体を動かしてエネルギーも使い、精神的にも落ち着いて、“ちょっと休もうかな…”というところなので、声をかけたり構ったりせず、そっと見守るようにしましょう。

3.他に集中していることがある

愛犬が素っ気ない態度を見せるのは、飼い主のこと以外の他に集中していることがあるからです。

ガム(おやつ)をもらって、噛むことに集中している。顔を洗ったり手足を舐めたり、毛づくろいをすることに集中している。窓の外を見ながら、行き交う人や車や野生動物に集中している。

このようなとき、飼い主の呼びかけに全く反応してくれないことがあります。飼い主に構ってもらうことよりも、今何かに集中して楽しんでいることがあるのです。

「放っておいてよ!」「構わないで!」と、ガウッ!と一喝されてしまうこともあるので注意しましょう。犬が何かに集中しているとき、安全な行為なのであれば、放っておいて大丈夫です。

ガムを噛んでいるときは、元よりも少し小さくなったガムを丸飲みしてしまう犬もいるため、安全に噛んで楽しんでいるかどうか、そっと見守ることも必要かと思います。

4.体や心の不調や痛みに耐えている

愛犬が素っ気ない態度を見せるのは、体や心の不調や痛みに耐えているからです。

体に不調や痛みがあるときは、ケージやベッドなど寝床に入り、体をキュッと丸めて眠る体勢でいることが多いです。

お腹に痛みがあるときは、座ることも伏せることも寝転がることもできず、ただボーッと立ち尽くしていることもあります。

不安や恐怖やストレスなどから心に不調があるときは、飼い主の呼びかけに反応しないことがあります。無視をしているのではなく、声が届いていないのです。

ちょんと体に触れると、驚いたようにビクッと体を震わせることもあるほどです。

食欲がない、下痢をしている、嘔吐した、部屋をウロウロと歩き回って落ち着かないなどするときは、なるべく早く動物病院で診てもらいましょう。

季節の変わり目になると、寒暖の差で体調を崩しやすく、犬の心も不安定になりやすいです。

室内の温度と湿度を愛犬に合わせて管理し、気分転換やストレスの発散にお散歩に出かけたり、お留守番の時間を短くしたりなど対応するとよいと思います。

まとめ

愛犬が素っ気ない態度を見せるときの心理を4つ解説しました。

  • 安心して落ち着いている
  • もう十分に構ってもらって満足した
  • 他に集中していることがある
  • 体や心の不調や痛みに耐えている

愛犬の素っ気なさは、年齢と経験によっても変わってくると思います。

高齢になると、これまでに様々な経験を積んだことで、敏感に反応することも少なくなり、落ち着いて過ごせる時間が多くなります。

若いときは好奇心も旺盛で暇を持て余すこともあるため、飼い主に構ってもらいたくて仕方がないのです。


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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 愛犬が『素っ気ない態度』を見せるときの心理4つ 主な理由や飼い主が取るべき対処法を解説