犬が誘拐されかねない5つの危険な場所とは?リスクとなる飼い主のNG行動から対策法まで
なぜ犬を誘拐しようとするのか
新型コロナ感染症のパンデミックにより、人との交流を図れなくなった多くの方たちが、犬を家に迎え入れるようになりました。その一方で、日本国内でも犬の誘拐事件が増えてきています。
なぜ他人の愛犬を誘拐しようとするのか、理解に苦しむ方も多いでしょう。しかし、他人の愛犬を誘拐する理由には、下記のような目的が潜んでいます。
- 転売する
- 繁殖犬として扱う
- 自宅で飼う
- 憂さを晴らすための虐待の対象にする
- 飼い主への嫌がらせ
- 愛犬を探している飼い主からの謝礼金狙い
- 虐待(放置)されていると勘違いして保護した
これらの誘拐目的を見ると、たまたま犬を見かけて湧いた出来心や、営利目的、飼い主への嫌悪感等による悪意が存在しているケースだけではなく、勘違いによる犬への親切心なども含めてさまざまな心理のあることが分かります。
では具体的に、犬が誘拐されかねない危険な場所と、飼い主さんのNG行動についてみていきましょう。
犬が誘拐されかねない危険な場所と飼い主のNG行動
1.お店や公衆トイレ等の前
愛犬との散歩の途中でトイレに行きたくなったり、ちょっとした日用品などを買いたくなったりして店先などに犬をつないで待たせてしまうことはないでしょうか。
店先や公共施設の前は、常に見知らぬ人々が行き交う場所です。もし悪意のある犯人がおやつなどで犬を引き寄せ誘拐したとしても、それを見て犬を誘拐していると気付く人はいないでしょう。もし飼い主さんが店内から気付いて駆けつけても、間に合わないことが多いです。
2.ドッグラン
意外かもしれませんが、ドッグランも犬が誘拐されやすい場所の一つです。ドッグランは、犬がノーリードで飼い主さんから離れて場所で遊ぶ場所です。そのため、飼い主さんが他の飼い主さんとの会話に夢中になって目を離してしまうことが多い場所と言えます。
3.ノーリードでの散歩
レディ・ガガさんの愛犬が誘拐されたのは、散歩中の出来事でした。この時の犯人は、散歩をしていた犬の散歩代行業者に対して銃撃をしています。現在の日本で、散歩中に銃撃をしてまで犬を誘拐する犯人は少ないでしょう。
しかし地域によっては、まだ犬をノーリードで散歩させているような地域もあるようです。飼い主さんがちょっと目を離している隙に誘拐されてしまっても、おかしくありません。
4.車内
大型店やレストランなどの駐車場に停められた車内も、犬が誘拐されやすい場所です。車で愛犬と外出している最中に、お店で用事を済ませるために犬だけを車内に残してしまってはいないでしょうか。
車内の犬だけを誘拐されたり、車ごと盗まれたりするだけでなく、車内での留守番は熱中症などのリスクも非常に高いため、絶対にやってはいけない行動です。
5.自宅
ご自宅や敷地内の庭も、愛犬が誘拐されやすい場所です。特に、あらかじめ愛犬に目を付けていた犯人や、飼い主さんに対する恨みなどが原因で犬を誘拐しようとしている場合は、直接ご自宅に侵入して誘拐しようとすることがあるからです。
家の中への侵入は容易にできなくても、犬だけ、または犬と子どもだけを庭で自由に遊ばせている時などは、犯人にとって誘拐の絶好のチャンだと言えるでしょう。
愛犬が誘拐されないためにできること
ごく身近な場所でも、そこで飼い主さんがNG行動をしてしまうと、そこは大切な愛犬の誘拐現場になりやすくなってしまいます。
普段、愛犬が誘拐されるかもしれないなどと想像する飼い主さんは少ないでしょう。だからこそ飼い主さんは、身近な場所だからと気を緩め、愛犬から目を離したり、遠くに離れたりしやすいのかもしれません。
愛犬を誘拐から守るためには、誘拐の可能性があることを念頭に入れた上で、日頃から下記のようなことに気を付けて行動するようにしましょう。
- 愛犬と出かける場合は、犬だけにすることがないよう同伴者を連れて行く
- お店に立ち寄る場合、一旦帰宅して犬を家に置いてから出直す
- 散歩中は人や車などが通らない開放的な場所でもリードを外さない
- 目の届かない場所に犬だけで留守番をさせない
- 外出時は犬から離れない
- 自宅のセキュリティを強化する
- 犬を庭で遊ばせる場合は大人の監視をつける
- SNS等で無闇に愛犬の情報を発信しない
- 周囲の人との関係を良好に保つ
まとめ
犬の誘拐と聞いても、あまり現実味を持って警戒しようと思わない飼い主さんも多いかもしれません。しかし、犬の誘拐には「悪意」だけではなく、「出来心」や「虐待しているとの勘違いからの連れ去られ」などという動機もありえます。
今回ご紹介した店先、ドッグラン、散歩中、車内、自宅などは、身近な場所ですが犬が誘拐されやすい危険な場所でもあります。
くれぐれも愛犬から目を離さず、何かあったらすぐに駆けつけて愛犬を守れるような距離にいるように留意しながら行動しましょう。
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