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こうした反応をすれば、犬にとっての“成功体験”となってしまい、今後も気を引きたいときに同じ行動をくり返すようになるでしょう。
甘噛みやいたずらなど困った行動を定着させないために大切なのは、徹底的に無視をすることです。つまり、そのような行動をしても、犬にとって全くいいことがないということを学ばせるのです。
いたずらが多い場合はそもそもいたずらができない環境を整え、それでもいたずらをする場合はそのものを取り上げて部屋から出て行ってしまいましょう。
また、甘噛みするときも同様で、噛まれたら無反応で犬から離れ、別の場所に行ってしまうと効果的です。
その代わり、噛まずにいられるときはたっぷりスキンシップを取ったり、おとなしくしているときに遊びに誘ってあげたりしましょう。
犬が何をすればかまってもらえて、何をすれば無視されるのかということを学習するまでに少し時間はかかりますが、根気よく対応してください。
犬には、基本的に飼い主さんを「からかう=馬鹿にする」という感覚はないでしょう。からかっているように見える行動も、「飼い主さんの気を引きたい、遊んで欲しい」という気持ちのあらわれてあることがほとんどだと思います。
飼い主さんにかまってもらいたいという気持ちは愛らしいものですが、なかには困ってしまうような行動も多いので、そのままにしておいていいものでもありません。
やめて欲しい行動に対しては毅然とした態度を取り、遊ぶときには思い切り遊んで、メリハリのある接し方をすることが大切です。